宝石の国 86話感想メモ

DEATH STRANDINGと言えば小島監督独立後の記念すべき第1作目であり2019年様々なゲームの賞を獲得した神ゲー中の神ゲーですが、2015年の小島監督KONAMI退社騒動の際「ギレルモ氏にとってコジカンがヒロインみたいな立ち位置になってる・・・」と軽率に呟いたら海外のコジカンファンから「ᶠᶸᶜᵏᵧₒᵤKONAMI, SCEは早く彼を拾い上げてくれ」とKONAMIを痛烈に非難したリプライが届きました。Twitterってこわいね


86話「開戦」


ダイヤさんの後頭部にめちゃくちゃでかいリボンついててあれ前回あんなリボンつけてたっけ?と確認したらつけてた。てっきり背景だとばっかり・・・
前見たときはスカートはお花かスイレンがモチーフかなぁとぼんやり思っていたんだけど多肉植物っぽくも見えてきた。月には南国植物あるしね。

見開きの全軍勢揃いは壮観。三十三観堂みたい。祈られない魂思ったよりたくさんいる・・・これだけの人数収容できる月のあの街って相当広いなこりゃ。ゴーシェちゃんが200年以上仲間とエンカウントしなかったのも頷ける。

フォスくんすげぇ態度でかいポーズしててウケるwww
一応リーダーとは言えこの中では君が一番年下やが・・・ここに来るまでけっこうな苦労をしてきたせいか?貫禄がすごい


地上は数百年振りに現れた月人に慌てふためき、武器をとってきたり戦闘服に着替えたりとてんやわんや。
ユークさん「フォスは〜」と言っているけどあの姿見てフォスくんだと瞬時に判断したのすごいな。こんなことするのフォスくん以外には考えられないってのもあるのかもしれないけど(悲し)

かつてない非常事態にユークさんが出した答えは「時間稼ぎ」
この戦力差だとまともに迎撃するわけにもいかず、今は時間を稼いでチャンスを伺うしかないというもの。基本防戦かぁ・・・コンちゃんは戦わせない方針なんですかね。というかコンちゃん、指導者から解放されたら一気にヒロインポジションになってきとるな・・・

議長はもとよりシンシャさんをもコンちゃんの傍へと下げさせたのは硬度最弱だからなのか最後の砦として控えてもらう為なのか・・・おそらく後者だと思われ(水銀の被害を考えたらへたに前線に出すと後々他の子が戦いにくくなるしね)

フォスくんは大御所なので最後に降りてくるだろうしそれはコンちゃんの目の前にだろうし、フォスくんとシンシャさん相見えることになりそう。


月組一番手はアレキちゃんの模様。
「気が済んだらみんなを戻すのよ」
地上組全員を壊し先生を祈らせたら壊したみんなを元に戻せってこと?月組を月に帰還させろってこと?

目隠しを外して月人さんガチャをするも、結果はハズレ。
呆れたようなフォスくんの表情はギャグとして見ていいんだろうか?w ベニトくんは内心ほっとしてるかも。

アレキちゃんに関しては、以前「身体の内部に宝石を入れるだけでずっと赤いままでいられる」とのことだったけど今回はそれをしなかったらしい。月人さんが提案した施術を受けてずっと赤いままでいてもいいし止める役はベニトくんでなくても適当な月人さんに任せてもいい。方法はどうとでもなる中あえて今回運だよりの作戦で行ったのはアレキちゃんの中にまだ迷いが残ってるということなのかなぁとか思った。
それにしても止める方法がリードなのはちょっと笑いましたけど。犬かwww


そうこうしてる内に準備が整ったボルツさんが学校から単騎で出てきた。

「知らない子がいるわ」
「どうみてもボルツでしょ」

言う程「どう見ても」・・・か・・・?

あれはボルツだと知らされた時の反応を見るに、今の弟の姿を認めたくないとかではなくどうやら本当に分からなかった模様。
忘れたかったからというのもあるだろうけどずっと後ろ姿しか見てこなかった・真正面から向き合おうとしてこなかったから顔すら朧げな記憶になってしまったんじゃないか。
ところでボルツさん片足はもう白粉塗らないんですかね?


単身で戦おうとするボルツさんが心配で学校から駆けてくるシンシャさんとそれに「大丈夫だ」と優しく応えてあげるボルツさん。
おま・・・おま・・・以前ダイヤさんが加勢しようとしたときは「お前に出来ることなどない」で一蹴してやろがーーーい!!
でもこんな気遣いができるぐらいまでボルツさんが成長したってことなんかなぁ。シンシャさんに対してもそれこそ昔はネクタイ引っ張って無理やり引き摺ってくる暴挙具合だったしな・・・。

シンシャさんの不安の種は月人さん相手にボルツさんがひとりで戦おうとしていることへの心配か、はたまた相手がダイヤさんであることへの懸念か・・・
そういや他の子たちは今は学校で作戦会議中かな?

ダイヤモンドほら、お前の好きなイチャつきイベントやぞ・・・

そしてこんなイチャイチャ(イチャイチャ・・・?)を見てものすごい表情をするダイヤさんがあまりにも最高すぎて最高すぎて

月から敵として顕現した自分を見て眉ひとつ動かすことなくどこまでも冷静で、まるで自分の存在など驚異に値しないとでも言うように「大丈夫」と余裕の笑み。しかもその笑顔は自分には向けられることのなかった表情。それが今、自分以外の誰かに向けられているという事実に心穏やかでいられる筈もなく・・・。

ダイヤさんの後ろでフォスくんもイチャつきイベントを見てるけどこちらは何を思っているのか分かりづらい感じ。パッと見、目の前で繰り広げられるカップルのイチャイチャを冷めた目で眺めているように見えるw

金剛を守るように急かされ先生の元へ戻る前に、今のフォスくんの姿を目に焼き付けつつ仲間に手を出したらただじゃおかねーぞと言わんばかりにフォスくんを一睨みするシンシャさんと、そんなシンシャさんを感情が見えない顔で眼下に臨むフォスくん。

初期と影も形もない姿に成り果ててしまったフォスくんと物語当初からまったく変わっていないシンシャさんのこの対比よ・・・。今のフォスくんは殆ど表情が分からないからシンシャさんを見てどう思ったのか分かりづらいけどシンシャだやほー久しぶりーという感じではないのは確か。
最初の夜襲では容赦なく攻撃され、2度目の来襲では目も合わせてくれない。「自分はシンシャに特別扱いされている(から厳しくはされないだろう)」という根拠のない奢りから目が覚めたのか。
どの道フォスくんの目的は「地上の全てを破壊する」なのでシンシャさんを壊すことも念頭に置いてるんだろうな・・・(やめろ・・・)


自分の記憶と違う弟の姿に愕然としていた先程とは打って変わって、不気味なほど慈悲溢れる笑顔で天使のように地上に降り立つダイヤさん。

「戦ってくれる?あなたの得意なことであなたに勝ちたいの」

逆光により黒く染め上げられた相貌は、表情とは対極的なダイヤモンドさんの心中を表しているようで。

そして、
生まれた時点で戦いに身を置くことを宿命づけられるダイヤモンド属であり、その中でも戦闘の為だけに生まれたと言っても過言ではない並外れた強さを持った弟から発せられたのは

「戦いには興味がなくなった。クラゲの飼育の方が楽しい」

髪型も人(石)当たりも変わってしまった弟だけれど戦闘への興味や執着心だけは衰えていないだろうと一縷の望みをかけた宣戦布告をばっさりと切り捨てられ・・・
「興味には興味がないんだ」、その言葉は「強くなければダイヤモンドでない」と宣う程ダイヤモンド属であることの矜恃を持ったダイヤさんにとって許せるものではなく・・・


「はぁぁぁぁ はぁぁぁぁ〜〜?」

「誰の所為で こんなことになったと思ってんのよ」

「ブっっっっ壊してやる」
\\\\ ダイヤちゃーーーん ////


自分も戦いを忘れ月でアイドル業に精を出していたというのに弟が同じことをするのは許せないらしい。

不穏すぎるセリフと怒りの形相とはまったく逆の、ファンシーなエフェクトと月人さんのオタ芸はこれはこれですごいセンスを感じる・・・ところでダイヤさんのファン月人はこの変わりようを見てもショック受けたりとかはしないんですかね・・・?


そんなダイヤさんに動揺することなく言い返すこともなく淡々とダイヤさんの剣を受けようとするボルツさんはまるで癇癪をおこした子どもを宥めるよう。
RPGならここでメインテーマが流れるところ。


次回予告。

「硬度10の二人がぶつかり合うとー」

ぶつかり合うとどうなるんだ?

知らんのか。俺も知らん・・・

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