雑記 193 ORGAN CONCERT at SUNTORY HALL

画像1 5月7日に公演予定だった石丸由佳のオルガンコンサートが、緊急事態宣言発令のため、7月14日に延期になった。12日に再び緊急事態宣言が発令されたが、本日は決行。座席の1人飛びの空きは取られていない。今日7月14日は、フランスでは、バスチーユの日、いわゆるパリ祭の日である。コンサートは、石丸由佳さんのオルガンと理論物理学者佐治晴夫先生のお話で構成されていた。
画像2 このコンサート、普通のクラシックファンが来るコンサートとは少し違って、子供連れのお父さんの姿もチラホラ見受けられた。どこそこの「宇宙少年団」の団員のお父さん達。親子で佐治晴夫先生のお話を聞きに来ている。86歳6ヶ月の先生は、長く癌と闘っておられるが、声もお姿も若々しく、どこがご病気なのかと思う。コンサートの第二部では、ホールの天井にプラネタリウムのように星が回り、星座が出て、お話の中では、太陽系を離れたボイジャーが拾った宇宙の音も本邦初公開ということで披露された。
画像3 佐治晴夫先生の提唱された「1/fゆらぎ」は私達の生活になくてはならないものである。また1970年代NASAのボイジャーのチームにいて、打ち上げに関わり、宇宙のまだ見ぬ生命体に向け地球を知ってもらうためのゴールデンディスクを乗せた。ディスクにバッハの音楽を入れる提案をしたのは先生だ。46億年(電池の寿命から)以内に、どこかの星に辿り着き、誰かに拾われたら、その頃はやがて燃え尽きて消滅寸前の地球のことを知ってもらえるだろう。「こんにちは、お元気ですか?」という日本語は50の言語のうち26番目に入っている。

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