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This Weeks(1/1〜1/30)vol.2

MUSIC(振り返り)

前回の更新で、タイトルの期間中に聴いた音楽について、アルバムについては丁寧にリストを作成したのだけど、曲単位をあまりにざっくり書きすぎていた。なんと書いたか確認してみると…

曲単位ではバズリズムや関ジャムにて紹介されたような若手をつまみ食いして聴き漁っている。

ぎゃあ!全然それだけじゃなかった!
気合の入った企画を始めたわりにすっごく適当な発言!

年間ベストの下地

例年のルーティンでは年が明けると、年末のベスト算出のためにアルバム別と曲単位(おもにシングルとされている表題曲)を分けた、新しい年のプレイリストを作成している。この段階ではとにかく対象の年の音源かつ私の好みのものを集約することに勤しんでいて、6月の頭ごろに一度ベストテンを決める。上半期のことなど人間はすぐ忘れてしまうから。そして12月の半ばくらいを目安に、ウンウンと唸りもがき苦しみながら年間ベストを決める作業をここしばらくの間続けている。なんだかんだ、その下地となる2020年プレイリストをまだ作成しておらず、きょうようやく作成した体たらく。だからこそ、今年に入ってから聴いた音楽に対し、あんなにもざっくりしたことを無自覚に発言してしまっていたわけでした。

ということで、プレイリストを作成したら俯瞰して聴くことができ、いろんないい曲聴いていたのねとわかったので、プレイリストを公開してみた。

澁谷逆太郎「sakayume」

澁谷逆太郎が酷く心を揺さぶってくる。彼はSUPER BEAVERのボーカル渋谷龍太だが、ソロ名義として澁谷逆太郎を使用している。とまでは書いたもののSUPER BEAVERについてはファンになりきれずにいる。だってサブスクリプションサービスにあまり音源がないんだもん。Youtubeを観ればいいのかなあ、それともライブに行けばいいのかなあ。それはさておき、この「sakayume」という曲は、イントロから独自の世界へ背中を押されてしまったような衝撃をくれる。打ち込みで作られた闇を纏った浮遊感にずぶずぶと包囲されてしまうような力がある。ヤマアラシのジレンマのような、ふれたいと願えば願うほど尖っていく気持ちへの葛藤が苦しいほどに伝わる。もっと苦しいのをくれ、致死量になるほどに。

BREIMEN「IWBYL」

もっとくれといえば、BREIMEN「IWBYL」がGRAPEVINEさながらのブルースやファンクを音楽に落とし込んだような飄々としたスタイルで心地よい。とはいえMVを観て一瞬で虜になったのだけど、このサムネイルで再生しないなんてあり得なくない?さらに歌詞のキャッチーさにもバインの往年の名曲「君を待つ間」を感じたりなんかして古参は黙りますよすみません…。この1曲がこんなにも堪らないということは、来月リリースのアルバムを聴くときっともっと色んな側面が見えるのだろうと楽しみにしています。

眉村ちあき「私についてこいよ」

最後に、眉村ちあきの「私についてこいよ」についても私はふれておかなければいけない。

君の前だけでは思いっきりカッコつけたいんだ
これ別に 男の気持ち想像して歌ってんじゃなくて
私の性格がこうなのさ
君を幸せにしないとさ 気が済まないんだごめんって
必ず幸せにするからね
私についてこいよ こんなに言ってんだから
君のこと大好きだよ 大好きだよ
届いてたらいいのに

彼女の名前はよく聞いていたけれど、あまりに変化球なニュースが多く、無意識にその印象をつけてしまっていたので、私が自分で彼女を知ることへの興味を持てなくしてしまっていた。だが年末に放送された「SONGS」尾崎豊トリビュートに出演し、「僕が僕であるために」を歌唱していた彼女は、じつにパワー溢れる実直な歌手だった。当然に興味を持ち、新譜が出ていたタイミングだったので一聴したところ、まんまと彼女の音楽のカラフルな色彩に魅了されてしまった。変な曲も多いけど、それがマイナスにならないところが奇才。いろいろな肩書を持つ人だとは思うけど、私はシンガーソングライターの側面だけでいい。このようなどストレートな歌詞と声を乗せられる才能は、そのままを素直に受け取りたい。

まとめ

そんな感じで、実は私にとっては大豊作ということがわかった2020年1月。今年もよい音楽にたくさんたくさん巡り合えるといいな。

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