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アマゾン森林火災のこと

“アマゾンの森林が燃え続けている”という衝撃的なニュースを初めて読んだ時、すでに森林は燃え始めて16日も経過していました。私は、世界はネットで繋がっているから、森林の大火災が発生した場合は直ぐに報道されるだろうと心の何処かで思っていました。どうやら、そんな時代はとうの昔に終わっていたようです。

地球の裏側の森林が燃え続けている。まるで日本に関係無さそうなこの話、実は私達の税金が投入されています。日本政府はアマゾンの農地開拓や、牛の牧草地開拓を日本の税金を使って行なっています。しかしアマゾンでは自然発火による火災で焼けた土地は、牛の放牧地として使用できるそうです。ブラジル政府はこれを逆手に取ったのです。つまり、自然発火に見せかけた放火が今回の大規模火災の原因だと見られいるのです。牛肉の為に、世界の20%の酸素を供給する森林を焼き払う…馬鹿げてる。

アマゾン地域の人々は、大企業の下請け工場で携帯電話の組み立てなど簡単な作業をする事でほんの僅かな収入を得ていますが、まとまった収入の為には、例え違法だとしても牛肉産業に手を出してしまうのが現状だそうです。利益を得る一方で、アマゾンの森林が失われる事に直接被害を受けるのも、その地域に住んでいる人達です。

この現状を解決する為に、先進国ではなくアマゾンで再生可能エネルギー作りを行い、地域住民の雇用を生み出す事で森林伐採に歯止めをきかす。そんな希望の声をいち早く上げたのがアメリカのメディアでした。日本でこのニュースがあまり報じられていないのが、本当に残念です。

アメリカでは数年前から#meatlessmonday (ミートレスマンデイ)というハッシュタグがあり、肉を食べない月曜日を意図的に作り出そうという取り組みがあります。元々はヴィーガンコミュニティの中でよく使われていたのですが、健康志向の高い人達に幅広く受け入れられるようになりました。私もこの取り組みを知ってから、自然と肉を食べる量が減りました。 

こういうニュースを知ると、自分はいい大人なのに何も出来ない事にいつも情けなくなりますが、世界中の人が今すぐできる”牛肉を食べる量を減らそう”という呼びかけの様々な記事に、すぐさま自分達のプラットホームを使って行動を起こしているアメリカのミレニアム達に勇気を得た1日でした。

Bibliography:肉食を減らす事が気候変動から地球を守る手助けになる可能性




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