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嫁VS小姑100年戦争No.39

本編36~私は夫に、「お母さんに聞いてみて、静かにやってないと答えたら、悪いけど絶対やってるから、現地を調べた方がいいよ。」と言った。もし姑がやっていなかったら、烈火のごとく怒るはずだ。

案の定、静かにやってないと答えたので、夫は翌早朝、薄明るくなってすぐ現地を調べた。すると、夜中のうちに、境杭は元へ戻されていた。しかし、境の山に杭を抜いた穴が裾からてっぺんまで残されており、そこに姑が葉をかぶせていたが、「言い逃れは出来ない、見たらわかる。」と夫は言った。夫も実の母のこの行動にはショックを受けたようだ。

私達は近所のおじいさんに謝りに行くよう、お金を包んで姑に持たせ、実際に行ったかどうか家に着くまで見守った。

それで、この件は落着したが、姑にこういうクセの悪い所があるという事を、義妹や義弟に知ってもらう良いチャンスだと思い、夫から伝えてもらった。義妹は「ボケたん!」とびっくりして婚家へ飛んで来た。

翌朝、うちの玄関の両脇の南天の実が全部ちぎりとられ、すべって転びそうな位、散らばっていた。姑がまさに烈火のごとく怒ってやったのだと思った。本当にそら恐ろしい姑だった。~つづく~