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嫁VS姑&小姑100年戦争No.23

本編⑳~ちょうどその日も義妹が帰省しており、階下で朝早くから、ドタドタしているにもかかわらず、11時に起きてきた。すると、姑が表(仏間)から茶の間に戻り、「◯◯子、これを食べ~。」と膳を出した。

表では、夫、大舅、大姑はもちろん、義弟、義弟の嫁になる人、義弟嫁の両親、仲人ご夫妻が食事をしながら歓談中であった。私は台所で、いつ熱燗の追加があっても良いように、番をしていた。

次男がまだ乳飲み子だったので、私もお腹が空いて、姑が握った冷やお握りを食べたくなくてもすでに食べていた。

義妹が朝の身支度を済ませて、姑が茶の間に用意した膳を食べ始め、半分食べたところで、台所にいる私に「お義姉さんの、あるん?」と聞いてきた。私はすぐ、「ううん、ないよ。」と答えた。すると、義妹は「もう半分食べたけど、食べる?」と聞くので、お腹が空いていた私は「食べるよ。」と言った。妹が二階の自室へ上がった後、すぐに完食した。汚いとも何とも思わず食べた位、お腹が空いていた。

結納が終わり、夫が茶の間に戻り、「◯◯(私)の膳はあったんか?」と姑に聞いた。すると、姑は「あった、あった、◯◯子(義妹)はちょっとしか、食べとらんかった。」と言った。呆れた。ほんと、人格最低~と思ったが、その頃はまだけなげで、反撃もせず、聞き流していた。~つづく~