信長様はもういない書影

インフルエンザにかかりました

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 ひと月ほど前、「体調管理は作家にとって一番大事なことですよ」(ドヤァ)なエントリを書いておいて、やっちまいましたよ。
 そう、インフルエンザにかかりました。

 旅先で悪寒やら手足の倦怠感、熱っぽさに襲われ(いつものように雨の中、ひたすら歩くという谷津流取材をしていたのもまずかったかも)、夜、持ってきていた常備薬を飲んで、這う這うの体で東京まで戻ってきた次第です。正直、しらさぎ号に乗ってからの記憶があいまいです……。
 帰宅後、すぐに医者にかかりインフル認定、タミフルやらのお薬をいただき一晩ぐっすり、その結果、熱は見事に落ちました。

 とはいえ、13日まで外出禁止になってしまい……。
 新刊『信長様はもういない』(光文社文庫)

 が発売してすぐというタイミング、さらにあれやこれやのタイミングが重なってしまい、確定的に皆さんにご迷惑をおかけしちゃう感じになってしまいます。本当にすみません。

 とはいえ、小説家は「経験する」ことが大事な稼業です。
 なるほど、インフルにかかると目の奥が痛くなるんだな……。
 頭がぐわんぐわんして耳が遠くなるんだな……。
 腰が痛くなるんだな……。

 こうした経験が、小説のリアリティを支えてくれる気がします。

 小説家魂?
 いいえ違います、「受領は倒るるところに土をも掴め」の精神です。

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