それさく文庫書影

谷津、くらりちゃんを迎える

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 タイトルのまんまなのですが、行ってきましたよ。

 そう。ミステリやSF作品のイメージの強い、東京創元社さんです。
 なぜ歴史小説家のお前が東京創元社さんに? ですって?

 ああ、もうすでに公開されている話なのであまり隠すこともないのですが、現在、東京創元社さんと新作を作っているところでして、おそらく一年以内には叢書「東京創元ミステリフロンティア」さんの一作として拙作が刊行されることになっております。
 というわけで、数日前に東京創元社の編集者さんと打ち合わせをしていたのですが(わたしのTwitterを追ってくださっている方だとご存じかもしれませんが、数日前、10時間に亘る打ち合わせをした旨のついをしました。そのお相手が東京創元社の担当編集者さんです)、その際、6/6、6/7に開かれる「創元 初夏のホンまつり2019@東神楽坂」の話になったのです。

担当者「そういえば、今度の木金でこんなイベントがあるんですよ」
谷津 「へえ、面白そうですねえ」
担当者「そういえば、くらり人形を販売するみたいなんですよ」
谷津 「ファッ!? ミステリ作家さんたちが持っている、あの!?」
担当者「あれ、谷津さん、興味あります?」
谷津 「歴史小説家でくらり人形をお持ちの方っていらっしゃいます?」
担当者「歴史ミステリの方でないかぎり、お持ちでないと思います」
谷津 「じゃあ行きます」

 そんなやり取りがありまして、東京創元社にお邪魔した次第です。
 若干変な響きになってしまう感がありますが、わたしは初物が大好きです。「歴史小説家で初!」の誘惑に負けたわたしは、やや邪な下心を垂れ流しにしながらお邪魔した次第なのです。
 そして、お迎えしました。

 余は満足じゃ(何)。

 ときに、このくらりちゃんについて、

「ウサギの皮をかぶったネコ」

 と発言したところ、「その言い方はやめてください」と東京創元社の編集者さん(担当者さんとは別人)に冷たくたしなめられたことをここに記しておきます。

 まあ最初こそ初物買い的な気分でしたが、いざ家に迎えてみるとかわいいもんですね。実は妻にくらりの買い入れを反対されていたのですが、妻も気に入っている様子……。
 かわいいは正義と改めて心に刻むものであります。

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