奇説無惨絵条々書影

「歌川芳幾」展を見学しました&「曽呂利」(実業之日本社文庫)売れているそうです

 『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)、各書店様、WEB書店様などで好評予約中です。

 『奇説無惨絵条々』の冒頭部分、試し読み公開中です!

 さて、本日2/23は、いつもTwitterなどでお世話になっております静岡大学教授の小二田誠二先生のお招きで静岡に行っておりました。
 静岡県清水市(2019/2/24加筆 清水は現在静岡市に編入されているとのお知らせをいただきました。つまり、正確には「静岡県静岡市清水区」です。お詫びして訂正します)にありますフェルケール博物館で、浮世絵師・落合芳幾の単独企画展「落合芳幾 忘れられた巨人」展が開催されているのです。

 「おもちゃ絵芳藤」でも書きましたし、新刊「奇説無惨絵条々」でも書いた芳幾です。実は2018年ころから現在にかけて、明治の浮世絵に関する企画が多く、非常にうれしく思っている次第です(「おもちゃ絵芳藤」刊行のおかげかしらなどと考えてしまうのはわたしがお気楽者だからでしょう)。

 というわけで。

 行ってまいりましたよ。
 そして今日は、落合芳幾の基礎的研究に取り組んでおられる大阪市立大学の菅原真弓先生の講演もありました。

 菅原先生の論文は「奇説無惨絵条々」を書くにあたり、非常に参考にさせていただいておりました。彼の年譜を窺うことのできる史料や彼の仕事の集成など、非常に示唆に富む論文を多数お書きであられるのです。
 菅原先生に刷り上がったばかりの「奇説無惨絵条々」をお渡しし、ご挨拶をいたしましたところ、先生より「『おもちゃ絵芳藤』面白く拝読していますよ」という過分なお言葉までいただきました。
 本日の講演と展示、非常に勉強になりました。まことにありがとうございました!

 ある意味で今日は「奇説無惨絵条々」の答え合わせの旅みたいな感じでしたが、大筋で外してなくて良かった……と胸をなでおろしている次第です。

 本日お会いした皆様、大変ありがとうございました!

 さて、話は別件に飛んでしまうのですが。

 『曽呂利』、売れているそうです! ありがたや……。
 ぶっちゃけた話、自分の本が『売れている』と聞いたことがあまりなかった人生なので嬉しいです。
 ご展開いただける書店様などございましたら、何卒実業之日本社さんにご相談くださいー。何かございましたらこっそりわたしまでご連絡くださいー。

 というわけで、「曽呂利」(実業之日本社文庫)もよろしくお願いいたします!


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