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小説を読みたいビギナーの皆よ、賞のノミネート作品(受賞作品含む)が狙い目だ

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 ここのところ、「一般文芸小説を読みたいのだけど何から読んだらいいか分からない」という相談を頂くことがあります。
 そこで「おれの本読めよ!」と言いたくなるわたしこと谷津ですが、ぐっと堪えて「こんな本とか面白いよ」と紹介する辺り、商売っ気がないというべきか、それとも人がいいと言うべきか。

 でも実は、案外わかりやすい狙い目ってあるんですよ、という話です。

 文芸賞のノミネート作(受賞作含む)を読めばいいじゃない。

 ここでわたしの述べている文芸賞とは、「作家になるための賞」ではなく、「既にデビューしている作家やその作品を対象にした賞」のことです。本日大騒ぎになっている直木賞・芥川賞を始め、現在では様々な賞があります。
 いや、文芸賞ノミネート作品は、なんだかんだでいい本が揃っているんですよ。もちろん、ドエンタメを読みたいとか、ホラー作品が読みたいとなってくると話は違うんじゃないかと思いますが、「がっつり小説と取っ組みたい」というあなたは、文芸賞のノミネート作品を手に取っていただけるといいんじゃないかなーと思ってます。
 えっ? ドエンタメが読みたい?
 だったら、明日発表の本屋大賞の上位作品を手に取ってみられるといいんじゃないでしょうか。
 
 と、ここまでお話しして、「お前の言ってること、雑すぎないか」とお思いの方は、ご自分で読みたい本を探せる方たちだと思います(あるいは著者かも)。
 今、「入り口がない」問題は、どんな界隈でも話題になっているみたいです。
 わたしとしては、「賞ノミネート作」という入り口はなかなか分かりやすいんじゃないのかなあと思っております次第です。

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