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『桔梗の旗』プロモ関連

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#小説家日常

『桔梗の旗 明智光秀と光慶』(潮出版社)がBundanTVさんで紹介されました

『桔梗の旗 明智光秀と光慶』(潮出版社)がBundanTVさんで紹介されました

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 いやー、ありがたいことです。
 書評を頂きました。しかも、今回は映像です!

 『桔梗の旗 明智光秀と光慶』(潮出版社)が、小説系yotutubeチャンネル「bundanTV」にて紹介されました。評者は文芸評論家の縄田一男先生。ありがとうございます!

 『桔梗の旗』は2019年12月に刊行されました。もちろん大河ドラマ『麒麟がくる』を睨んだ刊行でした。とはいえ、明智光秀、しかも本能

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小説の「心技体」ってなんだ 3 &書評掲載されました。

小説の「心技体」ってなんだ 3 &書評掲載されました。

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 前回の続きなのですが、その前にお知らせです。

 週刊新潮2.27号に、拙作『桔梗の旗 明智光秀と光慶』(潮出版社)の書評が掲載されました。

 評者は文芸評論家の縄田一男先生です。いつもご紹介誠にありがとうございます。全文を載せるわけにはもちろんいきませんので、ご興味のある方はぜひとも週刊新潮をお手に取っていただけましたら幸いです。けれど、毎度のことながら、非常にありがたいお言葉を

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浜松・ラフレ書店さまで『桔梗の旗』(潮出版社)展開されてます&操觚の会の公式サイト公開

浜松・ラフレ書店さまで『桔梗の旗』(潮出版社)展開されてます&操觚の会の公式サイト公開

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 今日はお知らせです。

 まず、浜松にありますラフレ書店さまの書店員様より、拙作『桔梗の旗 明智光秀と光慶』(潮出版社)のご展開写真をいただきました。今回の大河ドラマ『麒麟がくる』開始に伴う明智光秀関連書籍に拙作を並べてくださった由です。ありがとうございます!

 なお、一枚目のサイン色紙はわたしの直筆です。
 大展開をして頂き、まことにありがとうございます! 浜松の皆様、ラフレ書店

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『桔梗の旗』(潮出版社)、ちょっとしたお祭りです

『桔梗の旗』(潮出版社)、ちょっとしたお祭りです

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 『桔梗の旗』関連の話題が止みません!

 まず、少し前なのですが、1/19付け産経新聞(全国版)にて『桔梗の旗』の単独半五段広告が掲載されました。諸般の事情でお見せすることは出来ないのですが、その紙面、すべてが光秀関係書籍の宣伝で埋められており、わたしもその一角を占めさせていただいた次第でございます……。いや、なんというか、大先輩や有名作家の皆さん、公式本などに囲まれ、何とも恐縮でご

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そろそろ『桔梗の旗』(潮出版社)の二刷りが出回ります

そろそろ『桔梗の旗』(潮出版社)の二刷りが出回ります

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 昨日担当者さんから、

「『桔梗の旗』の第二刷りが刷り上がりました」

 とのご連絡を頂戴しました。
 おお、これで品薄状態も多少和らぐんじゃないかと思います。大河ドラマ『麒麟がくる』の第一回放送の二日前、なんとか本大河も盛り上がってくれると本書もさらに売り伸ばせるんだけどなあ、というつもりでおります。

 実際、版元さんもかなり仕掛ける気満々らしく、既に半三段・半五段の新聞広告を打

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと⑥

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと⑥

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 メインロジックを整えてからは、そこに巻き込まれてゆく群像の姿をどれだけ深く掘り込んでゆくかの戦いになります。もはや何と戦っているのかわたしにも分かりかねますが、戦いは戦いなのです。一歩前進、前進あるのみなのであります。

 そんなわけで、メインプロットに関わる人物たちの造形の助けとなるべく、人々を配置してゆきます。その中で立ち現れたのが妻木七郎兵衛、内藤三郎右衛門、隠岐惟恒といった光

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと⑤

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと⑤

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 本能寺の変の原因を考えるという難事を抱えてしまったわたしこと谷津、あることに気づきました。

 もしかして、「信長の人事」みたいなところから、ネタは見つからないだろうか?

 信長さんに関してはいろんな研究書や人文書が出回っております通り、色々な分析がなされている人物ですが、その中で、人事に関してかなりユニークであった(というかユニークなことになっている)こともよく指摘されています。

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと④

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと④

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 『桔梗の旗』を書いているときに念頭に置いたのは、本能寺の変をどうするか、でした。
 光慶の天正十年を書くということは、間違いなく本能寺の変を扱うことになります。そして、本能寺の変を扱う以上は読者の方をあっと驚かせるような、あるいは「こんな解釈もありだったか」と思わせるようなロジックが必要とされるわけです。
 荷が重い……。
 そりゃそうですよ。これまで、どれだけの作家が本能寺の変を書

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと③

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと③

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 光秀の妻の実家である妻木氏を出そうと決めたきっかけはもう一つあります。
 『明智軍記』という書物があります。
 成立は光秀死後百年くらい。いわゆる軍記です。歴史学の研究者からすれば「かなり眉に唾をつけなければならない」史料となっておりますが、とはいえ、光秀周りの記事の中ではここにしか記載が存在しなかったり、そもそも光秀自身の年譜が立証できないことから、今でもたまに参照されている書物で

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと②

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと②

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『桔梗の旗』の企画を進める際、わたしが考えたのが「御妻木殿を出したい」でした。

 御妻木殿。
 戦国ファンの間では有名ですし、既にわたしもnoteで書いているのであまり繰り返しませんが、光秀の実妹、あるいは義理の妹とされる人物で、信長の側室の一人として時には政治的な動きも見せているとされる人物です。この方は本能寺の変の一年前に死ぬのですが、この方の死が信長―光秀間の不和のきっかけに

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『桔梗の旗』を作った際に考えたこと①

『桔梗の旗』を作った際に考えたこと①

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 もう既に皆さんもお気づきと思いますが、明智光秀の息子・光慶を主人公にした本能寺もの歴史小説である拙作『桔梗の旗』(潮出版社)は2020年大河ドラマ『麒麟がくる』にびんじょ……もとい、商機を合わせ書かせていただいた小説です。なので、少し前に大騒ぎが起こってしまい戦々恐々だったのはここだけの話なのですが、結果的に大河ドラマに興味が集まったようで何よりでした。こういうのを炎上商法というのだ

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拝啓 読者様。『桔梗の旗』(潮出版社)の重版が決定しました

拝啓 読者様。『桔梗の旗』(潮出版社)の重版が決定しました

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 いやー、わたしの元にサンタさんがやってきました。

 12/5に発売したばかりの明智光秀とその息子光慶を主人公にした歴史小説『桔梗の旗』(潮出版社)の重版が決定しました。

 じゅ? 重版?
 いや、正直な話、消費税が10%に上がって世間様全体にどんよりした不景気の靄がかかっている現在、しかもかなり苦戦が囁かれている文芸単行本、しかも歴史小説という場にあって、発売二週間での重版なんて

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土岐市での講演にお邪魔していました

土岐市での講演にお邪魔していました

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 数日間Twitterで低浮上でした。なんでかと言いますと……。

 こちらのイベントに登壇するために、岐阜県土岐市にお邪魔していましたのでした。
 それにしても……。いやー、本当に土岐市近辺、よいところでした。
 土岐市は名古屋から電車で四十分ほどの地域であることから、大都市のベッドタウンとしての面も有していたようですが、一方で昔から窯業が盛んで今でも芸術・工芸品から日用品まで、陶器

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『桔梗の旗』(潮出版社)で谷津の唱えた”新説”について

『桔梗の旗』(潮出版社)で谷津の唱えた”新説”について

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 何気なく新刊『桔梗の旗』(潮出版社)で新説を唱えてしまったので、歴史のファクトに熱心な方々に叱られそうだなあ、とやや逃げ腰になっている小説家でございます、皆さんこんにちは。

 とはいえ、実は「歴史小説家」と呼ばれる存在も一枚岩じゃないよ、という話が今回のお話です。

 歴史小説家は

・歴史其儘派(史実・考証重視派)
・歴史離れ派(物語・小説重視派)

 に大別できます。とはいえ、

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