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『絵ことば又兵衛』関連

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書評家・菊池仁先生『極私的・偏愛的ベストテン2020年度版』に、拙作『絵ことば又兵衛』が取り上げられました

書評家・菊池仁先生『極私的・偏愛的ベストテン2020年度版』に、拙作『絵ことば又兵衛』が取り上げられました

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 いやー、年が明けてもなお、言及していただけるのは本当にありがたい限りでして……。

 というわけで、書評家の菊池仁先生の『極私的・偏愛的ベストテン2020年度版』に拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)が取り上げられました。

 いやー、『絵ことば又兵衛』もまた、言及される機会の多い本になったなあと個人的には喜んでおります。
 書評でもあります通り、わたしにとって絵師ものはホームグランド

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『絵ことば又兵衛』が12/27付の朝日新聞で紹介されました

『絵ことば又兵衛』が12/27付の朝日新聞で紹介されました

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 久々に『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)関連のご報告です。

 朝日新聞さんで紹介されました。

 いやー、今年は何事もなく暮れてゆくとばかり思っていたので、年末年始のお供に紹介していただけるなんてなんとありがたいことでしょう!
 そして、こんなことに……。

 いやー、本当に嬉しいのと同時にありがたいことです。
 この不景気の折、本を手に取っていただけるだけでもありがたいといいますのに

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『傾城反魂香』と拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の微妙な関係

『傾城反魂香』と拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の微妙な関係

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 今、歌舞伎の『傾城反魂香』が掛かっていますね。

 本当なら観に行きたい! でも、諸般の事情で出歩けないので今回は見送りするしかない……。
 いえね、拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)とも深い関係にあるお芝居だけに、見ておきたかったのです……。
 どういうことか。今日はその話です。

岩佐又兵衛と吃又 『傾城反魂香』の主人公の一人と目される吃又こと浮世又平は、ずっと岩佐又兵衛がモデル

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谷津の絵師ものについてまとめてみた

谷津の絵師ものについてまとめてみた

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 作家を八年もやっていると、なんとなくネタが被ってきたり、同時代を扱うことが出てきたりして、蓄積が生まれてきます。特に作風がバラエティ豊かと称されるわたしも例外でなく……。
 その中で、わたしの表看板である「絵師もの」なんかはかなり分厚くなってきた感じがあります。

 純粋な絵師ものは、

『洛中洛外画狂伝』『安土唐獅子画狂伝』(狩野永徳が主役)
『おもちゃ絵芳藤』(歌川芳藤が主役)

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福井タウン誌『月刊URALA』さんに拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)をご紹介いただきました

福井タウン誌『月刊URALA』さんに拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)をご紹介いただきました

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 本日は、お知らせです。
 福井県の情報タウン誌『月刊URALA 2020年12月号』にて、拙作『絵ことば又兵衛』の紹介記事とわたしへのインタビュー記事が掲載されております。
 ご関係かたがた、まことにありがとうございました。

 インタビュー、なのですが、今回は遠方、しかもコロナ下ということもあり、書面でご質問に応える形でのインタビューを先方がまとめてくださいました。例のごとくわたし

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オール讀物さんの座談会に参加しました&「本屋が選ぶ時代小説大賞」の選評が掲載されています

オール讀物さんの座談会に参加しました&「本屋が選ぶ時代小説大賞」の選評が掲載されています

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 本日はお知らせです。
 久々に喋りました。

 このツイートの通りなのですが、天野純希、今村翔吾、川越宗一、木下昌輝、澤田瞳子、武川佑(敬称略・あいうえお順)という豪華メンバーになぜかわたしが加わり、座談会をやってきましたよ。
 あれ? 谷津さん、外出禁止じゃなかったっけ? というそこのあなた! おっしゃるとおりです。実は本企画、9月中に開催されたものだったんです。9月といえば、なん

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書評ライター松井ゆかりさまより『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の書評を頂戴しました

書評ライター松井ゆかりさまより『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の書評を頂戴しました

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 本日は書評掲載のお知らせです。
 書評ライターの松井ゆかりさまより、拙作『絵ことば又兵衛』の書評を頂戴いたしました!

 元記事は「WEB本の雑誌」さんなのですが、BOOKSTANDさん経由でYAHOOニュース、EXCITEニュースさんなどでも配信されているようです。

 本当にありがたいです……。
 金子みすゞの「みんなちがって、みんないい」の言葉から、本作のやるせなさを拾い出して

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『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)に登場する主人公の父・荒木村重について

『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)に登場する主人公の父・荒木村重について

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 さて、久々の『絵ことば又兵衛』内容紹介です。
 今日は、主人公・岩佐又兵衛の父とされる、荒木村重についてです。

史実の荒木村重 この方は有名な方なので、あまり説明は必要ないかも知れません。
 元々は浪々の身だったようですが、色々あって織田信長に仕官したことが、彼の人生を良くも悪くも変えてしまいます。仕える際、信長が刀を抜いて饅頭を刃先に突き立てて「これを食ってみろ」と村重の鼻先に掲

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拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)が、11/12付読売新聞文化面「エンタメ小説月評」にて紹介されました

拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)が、11/12付読売新聞文化面「エンタメ小説月評」にて紹介されました

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 ああっ、すごくありがたいことです!
 というわけでご報告です。拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)、新聞書評をいただきました!

 いやー、ありがたいです。既に担当編集者さんから読売新聞をいただき、拝読しているのですが、まさかのトップバッター。ご一緒している作家さんたちもはるかなる先達ばっかり……。いやあ、恐縮です。
 書評をいただけるのは大変嬉しいことで、かつ励みになります。もちろん

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『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)が八重洲ブックセンター八重洲本店さんの文芸書週間売り上げランキング(11/1-11/7)で第六位をいただきました

『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)が八重洲ブックセンター八重洲本店さんの文芸書週間売り上げランキング(11/1-11/7)で第六位をいただきました

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 何も言わずに貼り付けるぜ……。

 東京駅直近の八重洲ブックセンターさんの旗艦店、八重洲ブックセンター八重洲本店さんで、拙作『絵ことば又兵衛』が週間文芸書売り上げランキング(11/1-11/7)第六位をいただきました。
 いやー。嬉しいです。新発売作品や有力新人作家さんのデビュー作、今をときめく人気作家の新刊に混じっての第六位は本当に奇跡です。
 もちろん、これにはタネがありまして…

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福井のポータルサイト「ふーぽ」さんで拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)をご紹介いたただきました&『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)に出てくる絵師・小林清親について

福井のポータルサイト「ふーぽ」さんで拙作『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)をご紹介いたただきました&『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)に出てくる絵師・小林清親について

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 まずはご報告です。

 表題にもあります通り、福井のポータルサイト『ふーぽ』さんで拙作『絵ことば又兵衛』をご紹介いただきました。

 本当にありがたい限りです……!
 本作、福井のご当地小説の側面がありまして、できれば地元の方に読んでいただきたいなあと願っておりました。記事にもありますとおり、わたしは福井県人のクオーターで、なんとなく遠い故郷のように感じている地域です。もしコロナなん

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『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)に登場する「お葉」について(ネタバレ多め)

『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)に登場する「お葉」について(ネタバレ多め)

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 今日の『絵ことば又兵衛』の話は、主人公の”母”であるお葉についてです。本作において、この人物を巡る話はほとんどフィクションなのですが、僅かばかりの史実、というか、元にした話があったりなかったりですよ、というのが今回のお話です。

岩佐又兵衛の母 岩佐又兵衛も人の子なので、父親と母親がいます。又兵衛は以前からお話ししているとおり荒木村重の子供(あるいは孫)であるとされており、本作もその

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11/5-7、『アンソロジーしずおか 戦国の城』操觚の会のWEBイベントがあります

11/5-7、『アンソロジーしずおか 戦国の城』操觚の会のWEBイベントがあります

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 直前になってしまってすみません。
 WEBイベントがあります。

 先に発売しております『アンソロジーしずおか戦国の城』

 の出版社である静岡新聞社出版部さん主催、操觚の会共催の企画となっておりますこちらは、11/5、11/6、11/7の三夜にわたり、本作品に登板した作家たちが作品執筆時の苦労や創作の秘密、お城の見所などを語ります。
 要領は以下の通り。

開催日程など
 第一夜 

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書評家・雨宮由希夫先生に『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の書評を頂戴しました

書評家・雨宮由希夫先生に『絵ことば又兵衛』(文藝春秋)の書評を頂戴しました

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 書評をいただきました。
 書評家の雨宮由希夫先生より、『絵ことば又兵衛』の詳細な書評を頂戴いたしました。まことにありがとうございます。

 こういっちゃあれですが、小説というのはどうしたって「嘘」です。
 特に、年譜レベルで諸説ある人物を主人公にする場合、具体性をもって語る小説という手段で以てアプローチする限りにおいて、かならずそこに嘘が生じるといっても過言ではありません。
 分かり

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