バビロンのデイライト(連載小説)

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記事

バビロンのデイライト(第1章の10) (連載最終回)

突如、「四十八時間」(すでに一時間が経過)という命の宣告を出され、「やべえ!」と発奮するかと思いきや、町田は小便を垂らし、何をなす気にもならな...

バビロンのデイライト(第1章の9)

代々木上原課長は、町田の「二重構造型思考」に気がつくこともなく、説教を続けていた。  我々の製品の重要な発表は明日だ(おそらくそのはずである)...

バビロンのデイライト(第1章の8)

実は明日、と代々木上原課長が言った。  明日には発表になるが、ドライムスについて、重大な発表がある。その発表は、あまり好ましからざる方向のもの...

バビロンのデイライト(第1章の7)

お前え、きちんと俺たちの言ったことを会社に報告しろヨ。/ペガサスだかなんだかしらん・しらん・知らんが、ドライムスが「根」に干渉するのはよくわか...

バビロンのデイライト(第1章の6)

町田はこの話を神妙な顔をして聞いていたが、それがどのように自分の仕事に結びつくのか、いまいちピンときていなかった。彼は、商工会議所のおじさんた...

バビロンのデイライト(第1章の5)

おうおう!見事な死にっぷりだなあ!  振り返ると、廊下の向こうから数人の男たちがのんびりとタバコを吸いながら、のんびりと歩いてきた。男たちはお...

バビロンのデイライト(第1章の4)

新宿の商工会議所は、「樹」の「根」にまだ侵されていない十階建てのビルにあった。「樹」の「根」から守るために外壁を二重にする工事を行い、各種配管...

バビロンのデイライト(第1章の3)

狛江氏の親切に対し、彼(ペガサス電機の町田氏)は御礼をのべた。  ありがとうございます。確かに。確かに何でも新品がいい。それはわかります。でも...

バビロンのデイライト(第1章の2)

ぜひ、御社の「ドライムスコンバータ」を紹介したい先があるのだが、営業スタッフを寄越してくれないか?という依頼を受けて、彼は会社から派遣されてき...

バビロンのデイライト(第1章の1)

新宿三丁目の駅を地上に上がると、まっさきに見える十階建ての商業ビルに、消防車のハシゴが伸びていた。消防車が三台、通りに止まって、慌ただしく消防...