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閉館が惜しすぎる。。。紅葉真っ盛りのDIC川村記念美術館

2025年3月末にて閉館になってしまう、
千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館。
閉館前に、併設するフレンチレストラン「ベルヴェデーレ」と美術館、お庭を楽しみたい!ということで
12月平日にお休みをいただいて、
一人電車で訪れました。

ベルヴェデーレは12月は予約でいっぱい。
10月頃から毎日のように
レストラン予約サイトを見ていたところ、
奇跡的に12月平日に10:30の予約が空いていたので
有給だ!と【カジュアルコース/肉or魚料理】3,200円を即1名予約。
その日を楽しみにしていました。

当日は天気も良く、
自宅を出たのは会社に行く時間とほとんど変わりませんでしたが
もう、心はウキウキ。
お休みということと、美術館で一日過ごせること。
自宅から京成佐倉までは、約1時間半。
ちょっとした旅です。

佐倉市のご案内 

京成佐倉駅に降り、バス到着時間20分前くらいにバス停に並びます。
私の前には5人ほど、
そして後もどんどんお客様が列を作ります。
やはり閉館してしまうということで、人気なのですね。

バスは京成佐倉駅→JR佐倉駅と停車し(その時点でバスはほとんど満員)
DIC川村記念美術館に到着しました。

京成佐倉駅からバスが出ています。

到着したのが10:30ジャストでしたので、
私はレストランに直行。

レストラン前には秋の薔薇が咲いています。

レストランに入ると、奥の席に導かれました。
10時半という時間なのに、お客様はたくさんいらっしゃいました。
導かれた席につくと、窓から紅葉が望めます。
赤い色がとてもきれい。

私のように女性一人で
レストランを楽しんでいらっしゃる方が何人もいらっしゃいました。
予約したカジュアルコース
まずは地産地消の前菜盛り合わせ。

それぞれの前菜がとてもやさしいお味。
ドレッシングも前菜の味を邪魔しない薄味でした。
手作りパン(写真撮影忘れました)も暖かく麦の味がしっかりします。

メイン料理は、豚肉のローストに
りんごとナッツのソースがかかっています。
りんごの風味と甘味、ナッツの歯ごたえもおいしいお肉でした。

さて、お腹もいっぱいになったところで、お庭を探索。
紅葉があちらこちらに見えて、ちょっとしたアクセントのよう。

美術館とは逆方面にぐるっと廻ることにしました。
お庭だけ探索するのは無料で、ピクニックのお客様がチラホラ。

DIC川村記念美術館 HPより

途中、なんと紅葉のアーチのような道が。
なんて美しいのでしょう!
当日は天気も良く、そして比較的暖かかったので
皆さんコートを脱いで、紅葉を楽しんでいらっしゃいます。

小道をいくと、美術館のちょうど向かい、
湖を超えて遠くに美術館が見えます。
空の青、木々の緑、黄色、そして赤。。。。
DICさんの企業キャッチコピーは「Color & Comfort」
色に関連する会社さんだと思いますが
こんなに素敵な自然の色に囲まれた研究所がすぐ近くにございます。

奧に美術館が臨めます

湖と美術館が見えるこの場所奧の研究所は、立ち入りができないのですが、
ちょうど研究員らしき方々が柵向こうから出て歩いて行きました。
「今年は紅葉が遅いですね」と会話が聴こえてきて
あーやっぱりそうなんだ、12月初旬に紅葉真っ盛りだものね。
天気がよくて本当に幸運です。

美しすぎます。
ヘンリムーアの彫刻より紅葉を楽しみました
白鳥と紅葉


落ちてしまった紅葉もきれいです。

お庭の紅葉を楽しんだ後、いよいよ美術館です。
企画展として西川勝人さんの「静寂の響き」が開催されていました。

館内で私が好きなのは天井の照明と、
ステンドグラス風の窓。
写真を撮影しようとしたのですが、警備員さんにNGと言われました。
以前訪れたときは絵画以外は大丈夫だったのに、
厳しくなってしまったのですね。

レンブラントから印象派、20世紀のヨーロッパ美術を臨み、
20世紀のアメリカ美術へ。
そしてやはり圧巻なのはロスコ・ルーム。

DIC川村記念美術館の「ロスコ・ルーム」 撮影:渡邉修©️1998 Kate Prizel & Christopher Rothko / ARS New York / JASPAR,Tokyo C3036

壁画ということで、保存のために照明は暗く
そして部屋もかなり管理されています。
暗さと朱色と黒と、そして静かな部屋が、なんだか心を落ち着かせます。
さらに企画展の西川勝人さんの作品は、
白・ガラスがメインだったので、
ロスコの作品とはコントラスト感がある静寂でした。

ここの美術館で何よりも気に入っているのは、
一つ一つの部屋が大きいことと
いくつかの部屋の窓から庭が臨めること。
やはりこの美術館が閉館してしまうのは残念でなりません。

美術館も満喫し、
レストラン、広大なお庭と自然、そして最後にアートを楽しんだ
平日のお休みでした。
私には十分な心の洗濯です。
帰りのバスもお客様でいっぱい。

本当に素敵な美術館、
3月末の閉館が惜しくて惜しくて。
それまでにもう一度でいいから訪れたいと思っています。

記念に購入したのはステンドグラスのピン。
小さいながらとてもおしゃれです。


2023年5月に訪れた時の記事です。

ロスコ・ルームの記事はこちらが参考になります。


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