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【債務整理の法律相談】危ない債務整理事務所に依頼しないようにするにはどうすればよいのか

こんにちは、スマート法律相談の弁護士のカツベです。

このブログでも何度か東京ミネルヴァ法律事務所の件について触れましたが、この件については、同事務所(元所属弁護士に委任契約が切り替えられている方がいます)に引き続き依頼を継続してよいのか、という質問を多くいただいています。

また、全く名前は違うようですが、同事務所以外にも、関連の法律事務所、司法書士事務所があるようなので、同様の問題に巻き込まれないか、心配をされている方も少なくないと思います。

そこで、一般論ではありますが、債務整理事件を法律事務所に依頼する際のポイントを説明したいと思います。

債務整理事件の事件処理は平準化されている

債務整理事件の依頼をされる際、最初に受ける説明は上記動画の通りです。

これを見ると分かる通り、債務整理の依頼をすることにより、債務者は大きなメリットを受けることができます(払いすぎの利息をカット、将来利息の免除など)。

ただ、これは、法律事務所が一件一件丁寧に交渉することによって実現するものではなく、どの法律事務所に依頼しても似たような結果になることが多いです。

もちろん、事務所によって微妙に和解等の方針は異なりますし、最新判例を追いかけていない、真摯に交渉していない等の理由で、依頼者に不利な和解をしている事務所もあります。

そういった部分は依頼する際には判断しづらいですが、依頼者にとってメリットがあるのであれば訴訟提起することも辞さない、そして実際に裁判をした結果の実績もあるかを確認すれば、ある程度判断できると思います(それでも、一般の依頼者の方が聞いたり調べたりは困難だとは思いますが)。

それ以前の判断ポイントとして、相談をする際に弁護士が回答しない、事務員に対応が丸投げされているような事務所は要注意です。

依頼後に弁護士宛てに質問しても、取り次いでもらえない、回答が遅い、という事務所も要注意です。

その他、弁護士報酬が日弁連の規程に違反しているかも確認すべきです。

債務整理の弁護士報酬のルールについて
https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/cost/legal_aid/saimuseiri.html

債務整理は定型的な処理が多く、それほど専門的な知見は必要ない事件であると見られがちですが、細かい争点や判例も多いので、そういった部分を見落とすことなく、誠実に処理してくれる法律事務所を選ぶことをお勧めします。

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リリース時に朝日新聞にも紹介されました!

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