足の甲の痛み

患者は46歳女性。左足の足の甲の痛みを訴える。

一通りの検査。何よりも歩き方からしておかしい。

守秘義務があるので、普通の患者さんの話を書くのではなく

妻の事です。

靴下を脱がして見てみると赤く幾らか腫れている。

触ると痛みを強く訴える。

 整形外科に行けば、レントゲン撮って、

「骨に異常ないね」

と言われ、湿布と安静を言われておしまい、というのが通常。

足の痛みがあって外傷でなければ、整形なら色々病名を考えますが

分かりやすく言うと関節が体重を支えきれなくなっている訳です。

であるなら、例え足の甲側の痛みを訴えても、

足のアーチの異常を調べるのが順当。

見てみると、予想通り縦のアーチが崩れかかっていました。

立ち仕事も多いですが、何よりこの時期冷えます。

特に女性は家事のほとんどは冷たい所ですよね

(お風呂・トイレの掃除等々)

さて治療ですが、ここまでになるには、足だけでなく、

膝、そして当然骨盤の部位から歪みが引き起こされていると考えられます。
 
体操の選手の様に、強い力で繰り返し足の裏を打つというのでないなら

この様な(あえて言うなら)急性偏平足に似たアーチの崩れは稀です。

 「ちょっと痛いよ」

の一言と共に施術をすると「?」が一杯の様子。

それはそうですよね。だって足が痛いのに骨盤治すって

言ってるのですから。

でも、遠い様で、ここから治さないとどうにもならないのだと

説明してみるもやっぱり「?」という感じです。

 子供たちが寝た後のリビングで整体しました。

かなり筋肉と関節が硬くなっていたので、弛める為に痛かったようです。

また、すぐに楽にならないので「?」は増々多くなっている様子。

「筋肉は緩めても、バランスとれて改善するのには休ませないと」

と説明して就寝。

 翌朝。

起きてきて「楽になった」と。

といいますか、夜トイレに起きた時に足の痛みが違っていたそうです。

足の指を曲げる(掴むような動作)が出来なかったのが出来るようになり

つま先まで伸ばすつもりで、足の甲を伸ばしても

痛くなくなっているとの事。

極端に筋肉(や関節)が硬くなっていると、

施術してもすぐには変わらない事があります。

勿論、終わってすぐに身体の違いが判る方もいらっしゃいますが

この様に、翌日、人によっては翌々日に

「スッと」痛みが引く

方も結構な数、いらっしゃるのです。

「すぐに治して」

と患者さんに言われる事が多々あり、勿論こちらとしても

リクエストにお応えしたいのですが、

どうしても状態によっては時間がかかってしまう症状もある

というのを解って頂きたく、今回の更新をしました。

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