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ロンドン・シティに人が残るのか?

正直あまり詳しくはないのですが、またイギリスがEU離脱に関して、ジョンソン政権がEUとの離脱合意内容を修正?するとか、またEUとのFTAも結ばない、とか言っている、という報道があり、その影響を受けて英ポンド安になったりと動いており、個人的にはびっくりしております。(詳細は下記記事をご確認ください。)

そこでも興味深いな、と思ったのは、英国が単一市場の恩恵を受けていた、とされたEUパスポートを2020年末には失い、ロンドンの金融街シティの魅力が落ちて、優秀な人材が流出してしまうのでは?という点に対する、ロンドンに駐在されている方の回答でした。(下記ビデオで詳細はご確認ください。)

私が捉えた彼の答えは、確かに金融機関はフランクフルトやアムステルダムに英国のEU離脱後(BREXIT後)の欧州の予備的な支店を作っているものの、人材はやはりロンドンの働きたい、ということで、フランクフルト勤務でロンドン出向という形で人材が残るのでは、という内容でした。

ロンドン現地にいらっしゃる方がそう思う、ということは、やはりEU離脱後も依然としてロンドンの金融街としての魅力は、少なくともすぐには失わないと同時に、英語という言語だけではなく、(物価が高い中の)住みやすさ、働きやすさを感じる、という面もあるのかな、と感じました。(コロナ感染者もイギリスは比較的に多いですからね)

以前投稿に書いたように、日本へ金融なり優秀な人材獲得のレッスンは、既に日本が他国比で持っている、比較的高い社会福祉の水準や治安の良さ、物価の安さに加えて、減税やビザ取得の緩和等を続けていけば、もしかしてポスト香港の人材獲得のチャンス?とも思いましたが、人材を引き付けるには、もっと違う要素も必要な気もしてきました。


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