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世の流れの二極化(下)で

コロナ禍で経験した閉塞感やZoomなどを通じたコミュニケーションなど、人間の移動を必要としない(もしくは必要とならない)中での、外部との交流(インターアクション)がデジタルに移行しているのがトレンドとなるかなかで、Facebookは社名をメタバースに由来した『メタ』に変更したとのこと。

メタバース空間では、もう一つの自分であるアバターを使って「活動」する。既存のSNS(交流サイト)を代替するだけでなく、新たなゲームや交流の形が登場するほか、様々なレジャーや嗜好品、サービスの消費市場が生まれるとみられている。...VRやAR(拡張現実)などに使うハードだけで市場規模は24年に現在の10倍と、2970億ドルに達する。サービスや広告など関連する市場も含めると8000億ドルになるという予測もある。

このように所謂仮想現実での社会や交流が進んでいく一方で、実際の人間のいるリアル世界において、ワクチンやコロナ経口薬が例え、コロナウイルス蔓延を低減できたとしても、でこの流れは継続するだろう。

そしてリアル空間でやはり懸念すべきは、紛争に近い形が少しずつ現実化しているのでは、という流れである。

曖昧な台湾戦略という形で、一つの中国として中国大陸側と国交を結ぶものの、アメリカがこれまで関与・キープし続けていた台湾保護が、曖昧さが段々消えていっているようにもみえる。

世界中のコロナ蔓延を通じた、世界各国での更なる二極化(富裕層の更なる富裕など貧困の差が拡大)がみられた。同時にリアル空間と仮想空間での大きな変化を見た際に、ここがコロナ禍での大きな変化の一部であった、と振り返ることもあるのだろう、と感じる。


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