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政治リスク(国内編)の影響は①

コロナ一色であった政界もワクチン接種が進み始めたことで、少しずつコロナ禍前の状態へ。それに伴い政治リスク(もしくは選挙リスク)が顕在化しているのかな、と国内外の事情を見ながら感じる。そこで数回の投稿に渡り政治リスクについて、特定の事案を例に書いてみようと思います。

①来る8月の横浜市市長選に、菅首相の側近である小此木国家公安委員長が出馬するとのこと。また現在の林横浜市長はIR(統合型リゾート)構想を進めようとしていたが、コロナ禍で承認プロセスが頓挫しており、一方で小此木氏は横浜市へのIR誘致に慎重(というか反対みたい)。

小此木八郎国家公安委員長は...8月8日告示の横浜市長選に出馬する意向を明らかにした。...自民党が候補者擁立に手間取る状況で、同市に選挙区がある小此木氏が手をあげた。...横浜市長選で争点となっているカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に慎重姿勢を示した小此木氏は首相との関係が深く、2020年9月の総裁選で無派閥議員として首相陣営の選挙対策本部長を担った。首相は衆院選への出馬前、小此木氏の父にあたる小此木彦三郎元建設相の秘書を務めた。...発端となったのが市長選の候補者擁立だ。自民党は...当選すれば4選となる現職の林文子市長に支援を見送る方針を伝えた。...観光政策を推進する首相は官房長官の時代から横浜でIR計画を掲げる林氏を推してきた。慎重姿勢を示す小此木氏が出馬すれば対応が焦点になる。

現段階では頭の体操であるが、物事が順当に運ぶと想定すると、小此木氏が市長になった場合、IR誘致は既に手を挙げている大阪市、和歌山市、そして長崎?の三つ巴で、最大3か所まで承認というルールなのですべて承認か。

上記過去投稿にも書いたが、IR誘致に大切な事業者側は、この政治が絡むプロセス重視の流れやローカル政治に振り回されている印象。特にカジノオペレーターは海外企業が中心で、コロナ禍前は、東京に近い横浜に多くの注目が集まり、ちょっとしたプチバブル?の様相もあったような。またまた中途半端な政策・カジノ誘致が落としどころなのかな、と。やっぱり日本で事業やりにくい、と私が海外企業だったら感じるかな(他の大国もそんなに変わらんよ、といえばそれもそうですが)。



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