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「謎解きプロジェクトVol.2」小学6年の子どもも参加してみた

先日、以下のイベントレポートにある「謎解きプロジェクト」という高校生とのワークショップにファシリテーターとして参加しつつ、自分の子どもも一参加者として参加しました。
イベント内容はリンク先の記事が分かりやすいので、この記事では一緒に参加した小学6年生の子どもとのやり取りを通じて感じたことを書きます。

子どもをイベントに誘った理由

「世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな生き方があることを知ってほしい」。それが今回私が彼女をワークショップに誘った大きな理由です。
今回彼女は中学受験にチャレンジしたのですが、志望していた学校には届きませんでした。最後までやり切ってくれたので私としては何も後悔はないのですが、本人としてはショックは大きかったようでいろいろな感情が渦巻いていた数週間でした。「良い学校」だけが自分にとって良い居場所とは限らないし、今いる自分の居場所を良きものにしていくのは自分次第と私は考えています。彼女のこれからを応援するつもりでこのような場に誘ってみました。

親として子どもにはなるべくいろいろな価値観にふれさせようと思っていても、どうしても親の価値観、学校の価値観など身近な価値観が影響を与えてしまいます。今回のワークショップでのlaboメンバーや高校生との交流を通じていつもとは異なる価値観にちょっとでも触れ、自分なりの生き方を考えるきっかけになることを期待していました。

イベントが始まってみると

彼女については、ファシリテーターである私のワークについて、機会があればワークに参加できるかなぁ、そんな感じを想定していました。
しかし始まってみると、最初から積極的にワークに参加している状況でした。
前半は「特技」、後半は「モチベーション」のテーマに参加していました。後で聞いてみるとテーマに沿って高校生と同じようにワークしたり、自分の経験を高校生に話したりと積極的に参加していたようです。ファシリテーターであるlaboメンバー、高校生の度量の大きさに助けられ、本人は大変楽しくワークに参加できたようです。
もともとコミュニケーション能力が高く、大人・子ども関わらず初対面でも仲良くなる力が高い彼女からすれば(むしろ私よりコミュニケーション能力は高いです)、このような場はあまり抵抗がなかったのかもしれません。

モチベーション

特技

イベントを通じて何を感じたか

イベントの後、彼女に感想を聞いてみました。

普段関わることの少ない高校生とのやり取りを通じて、高校生の考え方を知ることができたのは楽しかった
普段学校では学ばないような内容について、みんなといろいろな話をしながら議論するのは楽しかった。

高校生やファシリテーターである大人とのやり取りを楽しいと感じてくれたようです。そしてなかなか言語化は難しいものの、参加したテーマの「特技」や「モチベーション」について、いろいろな人の話を聞きながら自分で考える機会になったようです。自分の考え方は人とどこが一緒で、どこが異なるのか、世代の異なる人たちとの関わりは大きな刺激になったようです。

またlaboメンバーと一緒にランチをし、メンバーのいろいろな話も聞くことができました。「本を一度読んだら内容は忘れない」特技を特技と思っていなかったと言うメンバー、社内の事業化コンテストに向け学生の就業体験とVRの組み合わせについて考えているメンバーなど、(laboメンバー的には)いつものようにメンバー同士で様々な観点の話で約2時間盛り上がりました。普段の付き合いの中では出てこないような話題を本当に楽しそうに話している大人たちを彼女に見せられたこと、これはいろいろな大人がいることを見せられたという意味で非常に良かったと思っています。

「次回も参加したい、次回はいつ?」という彼女の言葉を聞いて、誘ってみてよかったと感じました。これからも異なる価値観に触れることに対して楽しいという気持ちを持ち続けてくれると嬉しいです。

何よりもフランクに接してくれた高校生たち、laboメンバーに感謝です。こういう「ウィークタイズ」なつながりは大人も子どもも大切な関係だと思います。これからもそういうつながりを広げていきたいと思います。


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