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気づいたらスナックでキャリアを語り合っていた話

こんにちは。トッシーと申します。
この記事では、2018年9月以降1年間少しだけ昨日と違うことを始めた結果、ちょっとずつ見える風景が変わってきている体験を書いています。

「キャリスナ」に参加してみた

「キャリスナ」というワークショップがあります。40代以上限定で、少人数でざっくばらんにキャリアについて語り合うというワークショップです。「キャリスナ」の「スナ」はスナックのことで、休日の日中にスナックで開催されています。
https://nimousaku15.peatix.com/

とある知り合いの方経由で知ったこのワークショップ。自分でもいろいろキャリアの棚卸をしてきた中で、他人と対話することでさらに自分を振り返ることができるのではないかと思い、今回申し込んでみました。

このワークショップでやることは下記です。
①今までの人生を振り返り、他者と語り合い、自分の価値観を知る(ライフログ)
②他参加者にこれからの自分の目標を立ててもらう(タニモク)
③自分と自分を取り巻く状況を俯瞰し、強みやリソースを整理する(セルフメモ)
④ワークをとおして感じたことを元にした深い対話

特徴的なのは「他参加者にこれからの自分の目標を立ててもらう」というタニモクです
会社や家族のような濃い人間関係ではなく、利害関係のない人(あとくされのない方)に、しかも短い時間の中で感じてもらった自分に対する価値観を軸に目標を立ててもらうというものです。

人それぞれに人生がある

参加者それぞれが書いてきたライフログをもとに、今までの人生を振り返っていきます。私も改めて社会人になってからの人生を振り返りました。そのワークを通じて感じたのは、当たり前ですが、一人として同じ人生はないということ。うれしかったこと、つらかったこと、自分でコントロールできること、できないこと。また面白いのはプラスマイナスも人によって感覚が全く違うということ。人から見ると大きくマイナスになりそうに思えるエピソードもそれほど深くは捉えていなかったり、逆もあったり。
みんな何かに悩みつつ、そして乗り越えようとしていることに大きく勇気づけられました

タニモクをやってみて

タニモクを通じて参加者の方から私にいただいた言葉は「人とつながる 人をつなげる」。目標として立てていただいたのは「週末スナックorバーで趣味でつながる場づくり」。もう1つは「読書でつながる場づくり」という提案。自分ではあまり意識化できていなかった「人とつながる 人をつなげる」という志向。また建築や読書、音楽といった趣味が自分で思っている以上に他人とつながる機会となりえることに気づくことができました。
ぼんやりとコミュニティ作りに携わりたいと考えていた自分にとって、具体的に実行に移したい目標となりました。

ワークショップを振り返ってみて

この「キャリスナ」を主催されている株式会社ヒキダシの木下紫乃さんは大変魅力的な方。ワークショップの場を気持ちよく導いてくださいます。
木下さんは以前、大企業向けの研修をされていて、いわゆるエリート的な働き方をしている人たちが主体的なキャリアを歩んでいないことに危機感を覚えたそうです。そこで始めたのがヒキダシという会社。スナックでキャリアを考える手法に行き着いたのは、そもそもタニモクからだったということです。
自分でキャリアを考えていくことも大事ですが、一方で他人とのふれあいの中で偶発的なアイデアを受け入れキャリアの道が拓けていく。木下さんをはじめ、参加者の方からいろいろなパワーをいただき、前向きに、しなやかに進んでいきたいと感じることができました。


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