【リアル・パートナーズ】大学合格のいろんな形

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.463◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日発行
〜2020.09.16〜

当メルマガでは、あなたの塾が、
「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私たちの考える「地域ナンバーワン」とは、
ズバリ「生徒数が一番多い塾」「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私たちの願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
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◇「こんなテーマで書いてほしい」「こんなときどうすれば?」という
ご要望やご質問もお待ちしております。
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【目次】

◇お知らせ
◇まえがき     『坪田先生オンライン講演会、申込550件突破!』
◇今回のテーマ  『大学合格のいろんな形』
◇あとがき     『講師誕生日はケーキでお祝い!』


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◆お知らせ(1) <おすすめ書籍のご紹介>

■教育の島発 高校魅力化&島の仕事図鑑
 -地域とつくるこれからの高校教育-
http://www.amazon.co.jp/dp/4761926473


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
「高校魅力化プロジェクト」とは、離島や中山間地で
生徒減から廃校の危機を迎えている公立高校を立て直し、
教育から地域活性に取り組もうという活動です。

瀬戸内海の離島・大崎上島にある小さな高校、
広島県立大崎海星高校も、
そんな高校魅力化プロジェクトに取り組んだ学校のひとつ。

平成26年、県教委は同校を、5年以内に一定の生徒数を満たせなければ
統廃合を含む再編の対象校にすると指定しました。

「地域と高校で協力して魅力ある学校づくりをし、生徒数を満たしなさい」
と指示を出すものの、学校も地域も何をすればいいのか分かりません。


結果として同校は、奇跡的なV字回復を果たすわけですが、
果たして、地域と学校はいかに手を取り合っていったのか。

そのきっかけとなった「島の仕事図鑑」プロジェクトを中心に、
関係者の声を追ったドキュメンタリータッチの作品に仕上がっています。


書籍オビより
===============
仕事図鑑は、島の子どもたちのキャリア観と、ふるさとへの想いを変えた。
地域の人々が抱く大崎海星高校へのネガティブな認識を変えた。
一人の教員や島を愛する住民としての生き方を変えた。
大崎海星高校でしか学べないこと、ここに進学する理由と価値を生み出した。
UIターン者や代々の地域住民の中に、
島での暮らしに対する新たな誇りを芽生えさせた。
新たな魅力化企画を生み出すきっかけとなった。
そして何より、大崎海星高校を次代へ繋いだ――
===============

どうです?
わくわくしませんか?


筆者は、弊社でも仲良くさせてもらっている
教育系フリーライターの松見敬彦さん。
(著者は「大崎海星高校魅力化プロジェクト」さん)

なお、同書の打ち上げは大崎海星高校のさらなる魅力化活動として、
全額生徒たちのために使われるとのこと。

いま地方の公教育現場でこんなことが起こっているのか!
という勉強にもなりますし、
塾運営の応用のヒントになる部分もかなりあると思います。

生徒たちへの新しい進路選択(進路指導)の形としても
参考になる1冊だと思いますよ!


ぜひご一読ください。

http://www.amazon.co.jp/dp/4761926473


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◆まえがき <坪田先生オンライン講演会、申込550件突破!>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

当メルマガでもご案内しております
「ビリギャル著者・坪田信貴先生オンラン講演会」ですが、
なんと2週間で申し込みが550名を超えました。

恐るべし坪田先生。

<ビリギャル坪田先生オンライン講演会 ご案内>
https://note.com/yasuta_rp/n/n806f622f4a2e
<フライヤー>
https://note.com/yasuta_rp/n/n24aae1a44fa4


ただ、あいにくアーカイブ(後日視聴)はありませんので、
当日しか聴講することができません。

「授業が重なっていて見られない」とお悩みの先生もいらっしゃるでしょうが、
その時間を調整してでも聞いていただく価値があると私は思っています。

ぜひご検討ください!

もちろん時間のある方も、騙されたと思ってぜひともご参加ください。
絶対にお役に立てるはずです!


弊社10周年記念の無料イベントです。

メルマガ会員さまへの日頃の感謝のお返しと、
コロナでどんよりとした空気を一層する気持ちを込めた、
このスペシャル企画!

どしどしお申し込みを~!


<ビリギャル著者・坪田信貴先生 オンライン講演会>

■講演テーマ : 生徒のやる気を圧倒的に引き出す方法
■日 時    : 9月26日(土)19:30~21:00 
■配信方法  : Vimeoを使用したオンライン講演
          ※アーカイブ(後日視聴)はありません
■定 員 : 1,000名(先着順)
■対 象 : 学習塾関係者・学校教員・教育関係者
※生徒・保護者さまへのご案内・ご参加はお控えください
■受講費用 : 無料
■申 込 : https://beast-ex.jp/fx3926/tsubota


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◆今回のテーマ  <大学合格のいろんな形>

今年、弊塾には21名の高3生が在籍しています。

先週、見事に学校推薦型選抜(指定校推薦)で4名が学内選考通過、
総合型選抜(旧AO)で1名、内部進学で1名が内々定をもらいました。

みんな第一志望の大学に進学予定となり、嬉しい限りです。


残る15名も、今から始まる推薦型・総合型、
一般選抜(一般入試)でそれぞれ合格するために、
毎日教室に来てがんばっています。

さて、大学に合格する入試方法としては、

・AO入試
・指定校推薦入試
・スポーツ推薦入試
・公募推薦入試
・一般入試
・内部進学

あたりが考えられます(わかりやすいように旧名称で表記しています)。


そして毎年のように

「AO入試学力不問で誰でも受かる」とか
「スポーツ推薦の子は学習意欲がない」とか
「指定校推薦は安易な合格を得ようとする逃げだ」とか、
「内部進学生は学力がない」

といった声が聞かれます。

ネット上やSNSでも、あることないこと書かれて議論の対象になりがちです。

これらの声をまとめて極端に言えば、
どうも「一般入試こそ入試であり、それ以外は邪道」と言いたいようです。


もちろん、いろいろな意見があるのはいいと思います。

ですが、私個人は大学進学に関して、
いろいろな入試方式があることは賛成派です。

そもそも大学入試とは、その受験生が、
その大学で学ぶにふさわしい能力を持っているかを選抜する制度。

その「能力」を判断する指標や基準を、
(たった1回の)試験で良い点を取ることだけに
求めなくても良いのではないでしょうか?

一発勝負の試験で良い点を取れることは、それはそれで高い能力の証です。

ただ、能力の「一環」ととらえるべきではないか、ということですね。


例えば指定校推薦入試。

指定校推薦入試は、ご存知の通り3年の1学期までの評定平均を算出し、
数値の高い生徒さんが校内選考を通ります。

今年、弊塾の生徒さんも
立命館大学や関西大学の校内選考を通過しましたが
評定平均は4.8(5段階)ありました。

4.8ですよ、4.8!

なかなか出せる数値ではありません。

これは2年半、来る日も来る日もコツコツと勉強し、
定期テストなどでも結果を出し続けてきた証です。

それだけでも、大学で学ぶにふさわしい「能力」だと思います。

毎日コツコツと努力した人が報われるシステムって大事ではないでしょうか。

それに、毎日コツコツと勉強に向き合えることは、
社会で必要とされる適性の一つでもあります。

それは、十分に評価に値することではいかと思います。


続いてAO入試。

いまだに「AO入試=一芸入試」と思われていたり、
「作文と面接で受かる」と思われている人もいらっしゃるようです。

しかし、これは声を大にして言いたいです。

「AOはそんなに甘いもんじゃない!」と。

弊塾でもAO入試を受験する生徒さんは毎年数名いますが、
「なぜこの大学に入学したいのか」「そのために何をしてきたのか」
「大学で何を学ぶのか」「その結果として何を目指すのか、それはなぜか」
などをトコトン突き詰めた志望理由書を作成しなければ合格できません。

かなりハイレベルな就活のエントリーシートを
イメージしてもらうと良いかもしれませんね。

そう考えると、普通は大学3~4年生が取り組むようなことを、
わずか18歳の高校生に求めているとも言えます。


ですから弊塾でも、何十回も書き直しを指示されたり、
私と教室長の圧迫面接(練習)で涙と鼻水を流しながらやり抜いたりと、
びっくりするぐらい大変です。

もちろん生徒さんも大変ですが、志望理由は一人ひとり異なりますから、
我々の疲弊度もハンパではありません。

正直、答えの決まっている学力テストを受けた方が楽だとも言えます。
(実際に、そう感想を漏らす生徒さんも多いです)


そんな入試を突破できた生徒さんですから、
大学入学後も強い主体性と向上心を持って活躍できると思いませんか?

もともとAOが誕生したのは、
大学側もそうした学生が欲しいと考えたからでした。


学力ももちろん必要ですが、
学力だけでは問えない部分を評価するシステムとしては大いにありです。

弊塾は地理的に、大阪大学の学生からの講師応募も多いですが、
「学力だけあって中身が伴わず残念な学生」は少なくない数目にします。

「テストで良い点を取れる人間が優秀とは限らない」ことを、
まざまざと見せつけられる気分です。


最後に内部進学。

同一法人や系列校として大学を擁するがついている私立中高では、
内部進学比率が高い学校が多いと思います。

通常の大学入試でそれらの大学に入るには相当な学力が必要だから、
いまのうち(中学入試)で「出口保証」しておきたいと考える
保護者さんは少なくありません。

実際に、中学入試のトレンドでは大学附属校の人気は非常に高いです。


確かに、そういう打算的な理由での進学はどうかと思います。
(気持ちは分からないでもないですが)

しかし、同級生が遊んでいる時も勉強をがんばり中学受験をしたこと、
高校でも、難関の大学附属校に合格できたことは評価に値すると思います。

くわしくは「2月の勝者」をお読みください(笑)。

いつ頑張ったかの時期がずれているだけで、
内部進学も大学入学の一つの選択肢としてはありです。


また、外部性のような厳しい審査を伴う大学入試がないぶん、
その受験勉強時間を探究学習やキャリア学習、自己修練に費やすなど、
有効的な活用ができることも事実です。

貴重な高校3年生という1年間を、受験勉強一色にしてしまうことが、
果たして教育的に正しいのかと指摘する識者も少なくありません。


大学で希望する学科に入学するために(例えば看護学科)、
内部進学を前提に高校から通うというのも一つの方法でしょう。

そのような主体的なキャリア観や意欲も、評価されて良いと思います。

いかがでしょうか?

教科学力ももちろん大事ですが、
それだけで合否を判定するシステムしかないのは、
ある意味で不公平なのではないかとも思います。

教科学力は、極端に言ってしまえば暗記力の勝負です。

たまたま暗記が得意という人だけが有利に立ってしまうとも考えると、
発達障害や学習障害に該当する人たちは、
大学進学するなということにもなります。

これは機会格差、進学差別とも言えます。

そうではなく、個性を発揮できる入試システムが多様化されているのは、
とてもいい試みだと思うのです。


ただ、AO入試にせよ指定校推薦にせよ内部進学にせよ、
学力をつける努力は日々するべきであることは大前提です。

決して学力不要とは思っていません。

知識の応用が大事と言われますが、
そもそも知識がなければ応用すらできないのですから。


大事なのは、私たち指導者が
いろいろな選択肢があるということを理解していることです。

自身の考えや価値観のみを生徒さんに押し付けるのは、
生徒さんの可能性や未来を奪ってしまうことにもなりかねません。

私たちも日々学んでいきましょう!


【今回のまとめ】
・いろいろな大学合格の形がある
・生徒さんにとってどの形がベターかを考える


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◆あとがき<講師誕生日はケーキでお祝い!>

弊塾では、講師が誕生日を迎える際には、
その前後の出社日にお祝いのケーキを買ってきて、
みんなで食べることにしています。

お誕生日会(?)では、新しい1年に向けた抱負を
みんなの前で話してもらうのも恒例行事です。

もちろん誕生日当日が出勤日の場合もありますが、
「誕生日くらい休みたい……」などとは一切言わず、
一生懸命働いてくれるのは本当にありがたいですね。


9月は講師の誕生日が多く、昨日で今月4回目のケーキでした。

「今日もケーキが食べられる!」と嬉しそうな講師たちの顔が印象的です。


特に一人暮らしだと、
自分で買ってケーキを食べる機会なんて皆無らしいですから。


「毎日シフトに入っていたら、年間15回(=講師数)は確実に食べれるから
たくさんシフト入ってね」なんて私もちょっと営業しています(笑)。


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〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

◇今回の「目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾」はいかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ yasuta.rp@gmail.com

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