【リアル・パートナーズ】先生と相性が合わないと、成績が下がる!?

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.526◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・隔週金曜日発行
~2021.09.15~

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【目次】
◇まえがき     『じわりじわりと』
◇今回のテーマ  『先生と相性が合わないと、成績が下がる!?』
◇あとがき     『教え子がパラリンピアンに!』

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◆まえがき<じわりじわりと>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

先日、弊塾の地元である宝塚市の小学校でコロナ感染者が出たため、
市立小学校2校が学校閉鎖となりました(今のところ、今日までの予定)。

【新型コロナウイルス感染症の感染による臨時休業について(宝塚教育委員会)】
https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kyoikuiinkai/1029185/1040797/1043563.html

うち1校は弊塾の商圏内にある小学校です。

「いよいよ来たか」というのが正直な感想で、
良くも悪くも驚きはありませんでした。


自塾でできることは、感染防止に努めるだけです。
じたばたしても仕方ありません。

感染を100%防ぐのは不可能ですが、
「まあこの程度でいいだろう」と自己判断で妥協することなく、
実行可能な対策を最大限行っておくことが一番大切です。


以前の当メルマガでも、いくつかの記事で
感染予防対策や教室運営のポイントについて書いております。

よろしければバックナンバーをご覧いただき、ぜひご活用ください!

https://note.com/yasuta_rp

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◆今回のテーマ <先生と相性が合わないと、成績が下がる!?>

今回は、知人から聞いた話をテーマにお伝えしてみたいと思います。
その知人には小学校低学年のお子さんがいらっしゃるのですが、
今年度の担任の先生と相性が悪く、困っておられるとのことでした。


お子さんはどちらかと言うとおとなしい寡黙なタイプで、
一方で担任の先生は、体育大好きの熱血系。

そのお子さん曰く、
・先生が毎日怒る
・個人に注意するときも大勢の前で言うから怖い
・怒られるのが怖いから、ビクビクしながら学校にいっている
・先生を見ると緊張してしまう
とのこと。

最初は我慢して学校に行っていたのですが、
ある日、朝ごはんを食べている際に、声も出さずにポロリと涙を流れたそうで、
さすがにこれは一大事と判断し、この日は学校を休ませたとのこと。

うーん、近年は行き過ぎた指導スタイルがニュースになることが多いですが、
これはかなり問題がありそうです。

本来、先生は(特に小学校の先生は)児童にとって
自分を守ってくれる存在でなければいけません。

しかし、このケースは明らかに担任との関係性が崩れています。


その後、校長先生や担任の先生と話し合う機会を持たれ、
お子さんの特性に合わせた多様性のある対応をお願いしたそうです。

その後はどうにか学校に行っているそうですが、
いまだに「学校に行きたくない」が口癖になっているようです。


子どもたちの社会は、基本的に学校と家庭の二つしかありません。
(場合によっては「地域」や「習いごと」などのサードプレイスもあるでしょうが)

しかも学校は、生活時間の大部分を占めます。

その学校がしんどいというのは、本当に辛いことです。

いじめによる不登校や自殺の問題も、子ども特有の社会の狭さから、
他に逃げ場がなく(他の居場所の存在まで視野を広げられず)、
絶望してしまうことから起こると言われます。


知人は「学校に行きたくなければ、無理に行かなくてよい」という
考え方ですが、現実問題として勉強面で不安が出ているとのことでした。

昨年度までは、楽しそうに学んでいた算数や国語も、
今では「わからない」「できない」と言うようになったそうです。

委縮して自信をなくしているのかもしれません。


この話を伺い、ある仮説が思い浮かびました。

苦手な先生の授業を聞くのに抵抗がある

頭に入らない、授業中はうわの空

授業を聞いていないので、理解の定着ができない

よって分からない、できない

成績が下がる

のではないかと。

とにかく「その先生のことがイヤ」と感じた時点、
つまりスタートラインに立つことすら心が拒んでいるので根は深いです。

単純に「好きな先生の教科は成績が良い」という子はよくいますが、
その逆パターンなのでしょう。


今回のケース、私にも思い当たる節があります。

中学の時に生理的に合わない先生がいました。数学の先生です。

いま思えば私の甘えだった部分も大いにあったと思うのですが、
中学生だった当時の私はそこまで思慮が回らず、
本当に受け付けなくて顔も見るのも嫌でした。

それまでは数学が得意で、定期テストでも80~90点は取れていたのですが、
この先生が担当だった1年間だけは30~40点ぐらいだったと思います。

翌年、先生が替わってからは
また好成績を取れるようになったことを考えると、原因は明らかでした。

その先生がキライだから、まじめに授業を受けていなかったからです。


私の場合は中学で、しかも1教科だったのでまだマシですが、
小学校は担任がほぼすべての教科を担当しますから深刻です。

しかも授業以外の時間も、ほとんど担任と過ごします。

余談ながら、現在議論されている小学校教科担任制も、
こうした担任との相性の悪さからくる学習意欲低下を問題視したことが、
推進の理由の一つになっています。


担任の先生との「相性」は、
あくまで「相性」であってどちらが良いとか悪いとかいうものではなく、
相性の良い先生に当たれるかどうかは運です。

しかし、相性が悪いことは仕方ないとしても、
先生と児童生徒の間にはやはりある種の上下関係があります。

相性が悪くても、子どもたちが先生に合わせざるを得ない場合も多く、
それが今回のようなケースを生み出しています。

特に小学生くらいまでは、先生は絶対的な存在になりがちです。

先生に合わせられない(先生の求めに応じた“いい子”になれない)のは、
自分が悪いのだと思ってしまうのが子どもたちです。

相性が良くないのであれば、まず先生がそれに気付くことが大事で、
さらに大事なのが「だから自分の色に染めてやろう」とするのか、
「その子に合わせてあげよう」とするのかの選択です。


そもそも、私たち塾の人間も含め、
大人が子どもを「変えてやろう」「変えられる」なんて考えるのは
大きなエゴであり思い上がりなのかもしれません。

変わるとしても、それは大人が「変えた」のではなく
子どもたちが自ら「変わった」のであるべきだと思います。


とにかく、今回の話を聞いて、先生との相性、
そして先生の価値観を押し付けられることは、
勉強面にも大きな影響を与えることがよく分かりました。

ここまで信頼関係が崩れしまった以上、よほどのことがない限り
学校の授業をしっかり聞いて理解するのは難しいと思います。

学校外(自宅・動画・塾など)でしっかり対応していくのが親の役目でしょう。


同じ授業をするにしても、「誰が授業をするのか」は本当に大事です。

もちろんこれは、私たち学習塾にも言えること。

相性もそうですし、価値観の押しつけもそうです。

塾は民間教育事業ですし、各塾の理念もありますから、
合わないところには行かなければいいという考え方もできますが、
少なくとも「自分が正しくて、生徒が間違っている」と考えるべきではないし、
マス教育のやり方に合わせられなかった子を救うために生まれたのが
個別指導塾だったはずです。

その子に合った指導をするのが強みであるはずの個別指導塾で、
個性を否定された子どもたちがどのように感じるか、
その想像力を持たなければいけません。


やはり、普段から講師や社員がしっかり生徒さんとコミュニケーションを取り、
「信頼できる人に教えてもらっている」という関係性を築くことが、
学力向上ややる気アップにつながるのではないかと思いました。

自分たちの行動が、子どもたちの人生を大きく左右すると自覚し、
その素晴らしさも恐ろしさも、常に心に留め置いておきたいですね。

【今回のまとめ】
・先生と生徒の間には、信頼関係が何より大切
・一度崩れた関係の修復は、かなり困難

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◆あとがき<教え子がパラリンピアンに!>

オリパラもあっという間に終わったと感じるのは私だけでしょうか。

コロナ下での開催、選手の皆さんも
さまざまな想いを抱いての出場だったと思います。

感動を本当にありがとうございました!


ところで実は、パラリンピックの車いすバスケ(女子)に
教え子が出場していたんです!

しかもスタメンで出るほどの実力者!


彼女は中2から高3まで通ってくれていましたが、
幼かった彼女が成長して立派なアスリートとなり、
しかも日の丸を背負って活躍している姿にグッときました。

涙もろい弊塾の教室長は、
試合を見ながら完全に涙腺崩壊していました(笑)。

本当に勇気と活力を与えてもらい、
以前は私たちが教えていたのに、もはやこちらが教えられることばかり。

こうした感動も、この仕事の醍醐味ですね~。
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