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思考と感情のバランス

シュタイナーにハマったきっかけその2

善と悪、グローバルとローカル、科学とスピリチュアルetc...

世の中のあらゆる事物はこのようにあれかこれか、という二元論で解決できるものではない、、と思います。

最近、シュタイナーの著作の膨大な翻訳を手掛けてこられた高橋さんの講義に参加しています。その講義でよく感じるのは、一読するととても難解な講義資料も、解説を聴きながら読み進むと、「ふだん感じるこんな感覚についてのことを言ってるのかな?!」ということがなんとなくわかる感じがするのです。これがすごい楽しい。

で、そのなんとなくの感じをわかってしまえば、「こんなもってまわった言い方しなくても。。」って思うことがあります。10分の1ぐらいで書けなかったかなぁ。。みたいな。でも逆に言うと、そこまで微に入り細に入り、感覚について、言語化して述べられている本について、これまであまり出会ってこなかった感じがするのです。

つい先日の講義のなかでも、「シュタイナーは『自由の哲学』という著作の中で、『思考』が最重要だという主張をしているが今回の講義資料はその真逆の主張で『感情』が重要だと述べている」というふうにお話されていました。シュタイナーはそのどちらも重要だということが言いたかったのでしょう。

「感情はできる限り切り捨てて、思考に特化して物事を考えようとする」、またはその逆で、「感情に優位をおいて、思考については自分の領域外という立場を取る」というスタンスをよく感じるなかで、ぼくにとってシュタイナーはその思考と感情のバランスがとてもよい、自分にあっている感じがするのもハマった重要なきっかけのように思います。



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