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大嫌いだったシューマンの音楽を聴くようになった

最近、知り合いからチケットを譲ってもらって、久しぶりにオーケストラの生演奏を楽しむ機会がありました。

演奏されたのがシューマンとショスタコーヴィチで、どちらももちろん素晴らしかったのですけど、シューマンの音楽の美しさが頭から離れず、最近はシューマンの音楽ばかりをサブスクであさって聴いています。

シューマンといえば、ぼくのなかではこれまでこれぞ「ザ・敷居の高いクラシック音楽」、クラシック音楽をとっつきにくくしている作曲家の代表のようなイメージがありました。

なんというか、彼の音楽はくっきりとしたメロディラインがあるわけではなく、なんか輪郭がぼやけてて、拍子のとり方もなんか独特で、何度聴いても覚えにくい感じ。

ピアノを練習している人はよくシューマンを弾く人も多くて、よくもまぁあんな音楽を延々と練習してられるなぁ、、とか、そんな感じをずっと受けていました💦

。。なのですが、ここ最近、そのぼやけた浮遊してる感じの良さみたいなのを感じるようになってきて、まぁ自分でもびっくりしてたんですよね。音楽の好みってすごい変わるというか、広がるなぁ、と。で、そんなときにまさにその音楽を素晴らしい生演奏で聴けたので、感動も大きかったんだと思います。

音楽の好みとか、味の好みって、新しく「あ、いい!」とか、「あ、おいしい!」って、何かのタイミングで思うことがたまーにあります。

でもだからといってそれより前のものが嫌いになるわけじゃなくて、ただ純粋に楽しめる領域が広がりますよね。それってなんかすごい豊かな感じして、好きな瞬間です、はい。

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