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本音とは何か?

本音とは何だろうか?

まず、前提として、私は自分自身の意識状態以外、他人の意識状態については推測的にしか知ることができない。何なら、他人はみんな私のように意識を持っていることするわからない。もしかしたら、意識なしのゾンビかもしれない。

1つ例を挙げよう、
経営者や首長など、リーダーは弱音を吐くことはできない。
彼らは、気を許す家族や友人にさえ、弱音を吐くのは難しい。
なぜなら、それを吐いてしまえば、弱い自分を認めることになるからだ。


例を挙げよう。
リーダーの山田は常に弱音を吐かず、「全然問題ない!おれは前進していく」というようなことを外的には言っていく。
でも、内面は「しんど」「きついわー」という意識状態を持っている。

この場合、本音とはどっちか?
他人である平社員佐藤からすれば、いくら突っついても、いくら「本当はどう思っているの?」と聞いても、最終的に山田リーダーが「全然問題ない!おれは前進していく」と言われれば、それが本音となるのか?
或いは、「全然問題ない!おれは前進していく」と口では言っても、受け手の山田からすると、言葉に力がなかったり、表情から察して、「これは本音ではないな」という確信になるかもしれない。


自分の本音の本音判定は自分

山田リーダー自身からしたら、自分の本音というのはどれか?それは、降ってくるもの、所与の感情のようなものである。
「全然問題ない!おれは前進していく」とは外的には言っているものの、その内面では、降ってくる感情として「きつ…」があるのであれば、それが本音であり、その上で、「外的にはリーダーとして強く振る舞わないと!」という施策としての外的発言であれば、その強がりは本音ではない。

他者の本音の本音判定は自分


では、平社員の佐藤から見たら、山田リーダーの内面は覗けないから、外的な振る舞いで判断するしかない。自信に満ち溢れていたら、その「強がり」が本音と判断するだろうし、迷いが見えたり、言葉に力がなければ、それは「強がり」であり内面の本音はきついんだろうな、と確信を形成する。

結論


ということで、自分の本音は、自分がどれか最終判断をするし、他者の本音は私がする、ということ。

とすると、
結局は受け手がどう捉えるか?ということによるだろう。

では、受け手の受け取り方をどうやったらコントロールできるか?

それは、理解可能な人間になるということだ。
わかりやすく推測しやすい人間になれば、本音がどこにあるか伝わりやすくなる。

相手の本音がわかりやすければコミュニケーションはしやすい。

だから、一定のルールに基づいたロボットのようになると、相手は接しやすいかもしれない。常に本音が推測しやすいから



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