「自失願望」-2020/06/25

頭の中がもやがかったような(と表現をするとやたら高尚な感じがするが)日々が続いている。ずっとこんなことばかり言っているが、本当にそうなのだから仕方がない。以前までどのような感覚で生活していたか思い出せなくなってきた。いまや生活とは、味の素の『ザ シュウマイ』とロッテの『チョココ』を食べるだけ日々を意味するようになりつつある。なにかしたほうがいい。

ひとりでトゥワークの練習でもしようかな。

*

2か月ほど前から銀行に用事があるのだが、まだ行ってない。いろいろ複雑な事情があり、銀行に行かない限り毎月3000円多く家賃を払わないといけないのです。なので、ここ2か月「毎月3000円多くも払いたくない!」と強く思い、そして現状を打破すべく愚直に天に願い続けた。しかし、やはりというべきか、銀行にいかないとダメらしい。悲しいことに信仰心だけでは現実は変えることができない。いつの日か頑張って銀行に行ってみせるぞ。

*

ひとりで家にいると自失の願望が高まってくる。酒でめちゃくちゃになりたい。我を忘れて、翌日には何の記憶もなくしていたい。何もわからなくって、揺れたり呻いたりしたい。「みんな頑張ってるよ!」とからっぽの言葉をさも宇宙の心理のように、みんなに力強く結論づけたい。自分を完全なる酔っ払いへと導きたい。全然必要のない買い物をして後日困りたい。前後不覚になって、よくわからないスペースに座って、ミネラルウォーターを飲みたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?