401kの運用方針はこの2つのどっちかが良いと思う
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401kの運用方針はこの2つのどっちかが良いと思う

こんにちは!やすまさ(@yasumasa1995)です。所属している株式会社iCAREで企業型確定拠出年金の制度がはじまり、社内で401kをはじめた人が増えてきました。

「節税のメリットがあるのはわかったけど、結局どの投資信託を買ったらいいの?」という声をよく聴くので、僕なりに401k(iDeCo/企業型確定拠出年金)の運用方針や銘柄選びで推奨する方法を【万人向け】と【上級者向け】の2パターンに分けてご紹介します。

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【万人向け】株式中心で長期間ほったらかす

【運用方針】
信託手数料が0.1〜0.3%ほどのインデックス型の投資信託で全世界株式かアメリカ株に投資して20年間ほったらかす

【おすすめポイント】
・401kは60歳まで引き出すことができないので、逆にいうと長期間運用できる(せざるを得ない)という特徴があります。
・株式は短期で見ると値動きが大きく損失を生む可能性が大きいですが、20年以上の長期でみると元本割しなくなることが過去のデータからわかっています。そのため株式100%で投資して20年間ほったらかす方針をとります。
・401kは拠出額や開始年齢もよりますが、1000万円〜3000万円ほどの金額を積立投資で作る人が多いです。運用金額1000万円で手数料が年1%だと毎年10万円も取られることになります。信託手数料が0.1〜0.3%水準の優良なファンドを選びましょう。

【上級者向け】債券・現金中心で暴落時に攻めに転じるために使う

【運用方針】
債券中心の投資信託または現金預金を選択して、暴落が起きた時に全て売却して株式100%の投資信託を買うことで暴落時に攻めに転じるための口座として使う

【おすすめポイント】
・401kにしかない強みである「売買しても運用益非課税の枠が維持される」点を最大限活用した口座の使い方ができる
・暴落時に安くなった株式を買い、相場が戻った時の値上がり益を運用益非課税で享受できる
・暴落時に鋼のメンタルで粛々と対応できる玄人向けの運用スタイル

マイナス金利の世界で、債券の価値は随分と薄れてきています。そのため、守りとしては現金預金を選んで節税メリットのみ享受するのはありな選択肢です。ただし、インフレリスクも当然あるので、現金預金のみでホールドし続けることは推奨できません。

運用方針を決めるための5ステップ

今回は401kの特徴を最大限活用できる2つの運用方針をご紹介しますが、そもそも運用方針を決める際にはいくつかの前提条件があります。人によって、投資の目的、拠出できる金額、取れるリスク、残りの運用期間の長さはさまざまです。以下の5ステップで自分の状況を把握して、運用方針を決めてみてください。

【資産運用の方針を決める5ステップ】
①「いつまでに、いくら必要か?」という目的から逆算して、何年間、年利平均何%で、毎月いくら積立投資をするのかを逆算する
②毎月のキャッシュフローから月の余剰資金(投資や貯金に回せるお金)の額を把握する
③どのくらいリスクをとれるのかと、何年間運用期間を取れるのかを整理してアセットアロケーションの比率を決める
④NISA、つみたてNISA、401kの特徴を踏まえて、どの口座をどのような使い方で運用するかを決める
⑤各口座でどの投資信託を購入するかを決める

あくまで人によって正解は異なる、という前提をご理解いただければ幸いです。

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優良な投資信託を見極める方法

iDeCoや企業型確定拠出年金では、購入する投資信託を自分で決定する必要があります。運用指図者として、資産運用の方針を決めて、自分の年金を作っていくことになります。僕は投資経験3年程度の個人投資家で大した専門知識はないのですが、以下の基準で良い投資信託と悪い投資信託を見極めるようにしています。

【良い投資信託を選ぶための2つの基準】
・インデックス型
・信託報酬が0.1%程度

細かいことをいうと色々あると思いますが、この2つだけでも選んじゃダメなぼったくり投資信託を選択肢から外すことは容易になるかなと思います。どちらかというと「悪い投資信託を見極める」ために、手数料は0.1%水準が優良なんだということと、インデックス型じゃないと迂闊に手を出してはいけないんだ、ということを覚えておくと良いと思います。

企業型の確定拠出年金だと選べる商品に限りがあって、正直微妙な投資信託も多いので注意して選んでみてください。

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401kにしかできない運用方法

「つみたてNISAや一般NISA、特定口座などではできなくて、iDeCoや企業型確定拠出年金でできること」は何でしょうか?節税メリットに目がいきがちなので、意外と知られていないのですが、運用における401kのものすごい特徴が1つがあります。

正解は、「運用益非課税枠を維持したまま商品を売却して買い直すこと」です。スイッチングとも呼ばれます。

つみたてNISAは年間40万円、一般NISAは年間120万円の枠の範囲内で運用益が非課税になる制度です。通常だと株や投資信託の価格が勝ったときよりも値上がりすると、その利益に約20%課税されます。1000万円が1500万円になったとしたら、利益500万円の20%なので約100万円は課税されてしまい1400万円しか残りません。それが非課税になると1500万円をそのまま受け取れて約100万円の節税になるのです。

iDeCoと企業型確定拠出年金も同様に運用益は非課税になります。一般的なサラリーマンならiDeCoは月2.3万円(年27.6万円)、企業型確定拠出年金だと月5.5万円(年66万円)の拠出額の枠まで運用益非課税になります。

つみたてNISAやNISAは一度買った商品を売却すると、非課税枠は失われてしまいます。しかし401kは失われません。その代わり、売ると同時に別の商品を買う必要があるのでスイッチングと呼ばれています。

暴落時に債券を売却した事例

僕自身は社会人1年目からiDeCoでの積立投資をしていて、最初は意味も分からず6つくらいの投資信託を買っていました。そこから少し勉強した結果、今回紹介した【上級者向け】の活用方法を取ろうと思うようになりました。

あくまで一例ですが、コロナショックで債券を売却し株式を買ったときのイメージとしたら僕のiDeCoの現状を共有します。

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楽天証券で口座を作っているのですが、運用益が10万円ほどしっかり出せているのがわかるかと思います。

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推移を見るとコロナショックで大きく落ち込んでいるのですが、その後すぐに反転して右肩上がりに戻ってきています。

コロナショックは正直、株も、不動産も、債券も投げ売りされるという異常事態でしたので明確な効果とはいえなかったですが、暴落のダメージを吸収しつつ攻めに転じることができました。今はマーケットが加熱しすぎていてちょっと距離を置きたい感ありますね。

2021年2月から企業型確定拠出年金に切り替えることに決めました。楽天証券からの移管になるので8,000円の移管手数料を払い、選べる投資信託も種類が限られたものになってしまうのですが、それに見合うメリットが大きいと判断したためです。拠出金額はiDeCoの上限の「月2.3万円」から、企業型の上限の「月5.5万円」に引き上げるので、改めて運用方針を僕自身も見直してみようと思います。

節税メリットばかり注目されがちな401kですが、1番大事なのは運用の仕方です。運用面の強みを生かして、自己責任で銘柄選びをしてみてください〜。

投資をこれから始まる方はぜひこちらのnoteもぜひお読みください!いろんな投資体験を踏まえて、投資を始める前に知らないと後悔する10原則をまとめています。

401kについて、企業型確定拠出年金の拠出が無事スタートしたら、実際にどの投資信託を選んだかについてもまとめようと思います!

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自殺予防共創ラボ代表/株式会社iCARE/保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科(公衆衛生学)/SFC(心理学・経営学)/AIESEC/SaaS/PMM/カスタマーサクセス/産業保健/人事労務/個人M&A/投資/なぜか王子と呼ばれています