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【BOOK ガチ要約】 腸がすべて 世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド

新書 – 2020/11/27
著: フランク ラポルト アダムスキー

本日は、2020年11月27日に発売された「腸がすべて: 世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド」(著: フランク ラポルト アダムスキー)」について要約させていただきます。

 この本では、あなたの体の不調を改善する方法について学ぶことができます。あなたの体の不調を治す鍵は、あなたの腸の中にあるかもしれません。腸が第二の脳と言われていることをご存知でしょうか?腸の活動に直結する毎日の生活習慣で言うと、食事です。食生活、食事内容を意識して毎日生活していますか?腸を意識すると、身体が変わります。食生活を意識すると、不調が改善されます。
 この本を通して、腸の素晴らしさや腸の大切さを学び、腸を健康的にする腸活についてまとめていきます。

■著者について
 著者は、世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏です。アロマテラピー、睡眠療法や心理療法などの作業療法など幅広く、自然療法を組み合わせて使い治療するのが自然療法士と言う資格です。
 1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっています。。2017年には、Google.itの食事法(ダイエット)部門で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどの注目度です。そのアダムスキー氏の著書が、このたび初めて邦訳され、『腸がすべて』としてついに刊行された。
 アダムスキー氏によると、多くの体の不調の原因は「汚れた腸」にあるという。そして私たちは知らず知らずのうちに「腸を汚す」習慣を日々繰り返している。

■要約
 大きく3つに分けて本書をまとめようと思います。
1、腸は、第二の脳である。
2、腸の汚れの原因
3、具体的な腸活方法

1、腸は、第二の脳である。
 腸は、第二の脳である、と聞いてみなさんはどう思うだろうか?消化器官である腸が脳とは全くちんぷんかんかもしれない。しかし、本書では腸こそが最強の臓器であると提唱しています。最強だからゆえ、腸が不調だと身体全体が不調になってしまうとアダムスキー氏は述べています。一体何が、第二の脳と呼ばれている所以なのだろうか。
 腸には、神経系と呼ばれる神経細胞が1〜2億個存在していて、その神経細胞のネットワークから成り立っています。この神経系の細胞の数は、脳にも匹敵する数です。これが何を意味するかイメージがつくでしょうか?
 もともと人間の身体は、脳からの指令を受けて作用します。筋肉、内臓全てが脳からの指令を受けています。あの心臓ですら、脳からの指令を受けています。緊張した時など、それが顕著に現れると思います。
 しかし、腸は違うと言うのです。この神経系細胞の「腸管神経系」があるおかげで、脳からの司令なしで、腸が自身のコントロールを行い、自らの判断で自活することが出来るのです。腸は、独立した組織、臓器なのです。時には、脳に逆指令をしているとまで言われています。第二の脳どころか、紀元は第一の脳だったのではないか?と言う説まであるぐらいです。よく体が不調になると、胃腸が痛くなったり、胃腸の調子が悪くなったりすることがあるかと思います。しかし、あれは実は逆なのです。胃腸の調子が悪いから、体全体の体調が悪くなるのです。

 また幸せホルモンの「セロトニン」の90%は、腸内で生成されることが分かっています。脳みその指令なしに自活し、さらに、幸せホルモンまでも左右するのが腸なのです。私たちが注目すべきは、腸だったのです。

 そもそも腸の役割というのはなんでしょうか? 腸は、毒素の排出と栄養の吸収をしてくれるところです。詳しく見ていきましょう。
 町には、タテの流れとヨコの流れがあります。それぞれ、役割が違うのです。

・タテの流れ・・・健康を維持するために不要な物質や毒素全てを排出する流れです。尿や便として直腸から排泄します。
・ヨコの流れ・・・栄養素などは、ヨコの流れで消化器のヒダから取り込まれます。血液中にある不要な物質は、消化器に内側から外側へ消化管へ排出され、タテの流れにのり、排出されます。

 この2つの役割により成り立っている。このタテ流れとヨコ流れをきちんと行うことが大切です。間違った食生活や食事の組み合わせをすることで、流れが阻害されます。消化管の流れが遅くなったり、消化管の壁に有害な汚れがたまるのです。それにより、腸壁が呼吸できなくなり、身体が必要な栄養分を取り込めなくなり、また有害な毒素が排出できなくなるのです。悪循環がうまれ、体の健康を阻害しだすのです。

2、腸の汚れの原因
 腸を汚してしまう悪習慣を4つ紹介したいと思います。
【悪習慣1】食事中もずっと「スマホ」を手放さない
 →スマホから手を離すことで、食べ物をしっかり味わうようになり、咀嚼が増え、消化がよくなり、満足感も高くなる、という研究結果が出ているようです。それにより、早食いや丸呑みなどを防ぎ、腸内への負担が軽減するようです。

【悪習慣2】調子が悪いと薬に頼ってしまう
 →薬ばかりに頼ってしまうと、自然治癒が阻害され、弱った消化管を取り戻すのに時間がかかってしまいます。質の良いオイルを摂取することを心かけましょう。コレステロールを気にするより腸が不健康の方が問題なのです。オリーブオイルや、アマニ油、ナッツなどの油は非常に質も良く、健康的ですので、ぜひ毎日スプーン1杯は摂取するようにしましょう。柑橘系の果物やトマト、パプリカなどの野菜もおすすめで、弱った消化管を正常に近づけて「腸の汚れ」を取り除いてくれます。

【悪習慣3】腸に隙間がない食生活
 →腸壁にとって、空っぽの状態は必要です。汚れが腸壁につくことが腸内環境が悪くなる1歩目です。ひたすら食事をすることで、常に腸内にものがある状況は、よろしくないと言えるでしょう。
【悪習慣4】ストレス × 運動不足
 →運動をすると横隔膜が大きく動きます。運動による息を吸って吐くことで、横隔膜が15cm前後、上下するので、腸にとってマッサージにもなるのです。また、運動によりストレス解消が見込めます。ストレスは腸にとってもストレスなのです。


3、具体的な腸活方法
 具体的な腸活方法をまとめたいと思います。結論から言うと、食品の食べ合わせに気をつけることで良好な腸内環境が築けます。食品は、以下、3つに分けられます。

・消化の早い食品・・・ファスト(消化にかかる時間は、30分だけ)
・消化の遅い食品・・・スロー(消化にかかる時間は、8〜10時間もかかる)
・どちらでもない・・・ニュートラル(一緒に食べた食品の消化スピードを速める作用がある。)

 ファスト食品とスロー食品は、消化速度が違うため、組み合わせて食べないように気をつける必要があります。食事と食事との時間を適切に空けることで、腸内環境を適切に保つことが可能になります。それぞれ具体的な食品は以下の通りです。

・ファスト食品・・・ココナッツやアボカドを除いたほぼ全ての果物。蜂蜜、緑茶、ヨーグルト、トマト、かぼちゃなど
・スロー食品・・・「ファスト食品」以外全て。パスタ、米、パン、動物性・植物性タンパク質、チーズ、ナッツなど
・ニュートラル食品・・・油、酢、ニンニク、玉ねぎ、ハーブ、ナスなど

例えば、イタリアンに食事に行った場合・・・
間違った組み合わせは、トマトパスタ、マルゲリータである。
トマトは、ファスト食品ですが、パスタ、ピザは、スロー食品となります。

一方、正しい組み合わせは、野菜のペペロンチーノ、夏野菜ピザなどです。
パスタ、ピザのスロー食品に、ニュートラルの油、ニンニクを組み合わせたものになります。良質なオイルは前述した通り、高い健康効果が期待できるので、積極的に摂取すべきです。

また、組み合わせと合わせて、食事と食事の時間を意識することが大事です。食事と食事の時間を適切に空けることで腸を休ませる、ゆっくり活動させる時間を確保することが重要になります。

・スロー食品を摂った後は、最低4〜5時間ぐらい空けてからファスト食品の食事を摂るようにする。
・ファスト食品を摂った後、最低1時間半空けてからスロー食品の食事を摂るようにする。

腸は、自分自身の腸を自分で綺麗にする、自浄作用があります。この機能で体内に取り込まれた食べ物がスムーズに消化されるようになるのです。これがうまく機能しないと、タテの流れ、ヨコの流れがスムーズに進まないので、健康を阻害されることになってしまいます。。

 そのため、食事と食事の時間を適切に空けることが必要なのです。食べ物が消化管にない「空っぽの時間」をきちんと作ってあげることで、それが可能になります。最初のうちは、腸の自浄作用を促すため、食事内容に限らず4時間ほど空けるのがベターとされています。

■まとめ
 食べ合わせに気をつけて第二の脳である腸を整える。

1、腸は第二の脳である。
 腸管神経と呼ばれる神経が脳に匹敵するほど存在しています。この神経系の働きによって脳による支配抜きで、腸が腸自身をコントロールし、自らの判断で、自活が可能になっています。
 毒素を排出するタテの流れ、栄養素を吸収するヨコの流れがあり、間違った食事や食生活を続けることで、この流れが正常に機能しなくなり、それによりあらゆる不調や病気の原因となってしまいます。

2、腸活方法について
 ファスト食品とスロー食品の食べ合わせに注意しましょう。
 食事と食事の時間を適切に空けることが良好な腸内環境を築くために必要で、腸の自浄作用(消化管に溜まった汚れを一掃するため)を働かせるため、最初のうちは4時間空けることを意識しましょう。間食NGです!


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