レインボーマウンテンを登るには

最近話題のレインボーマウンテン（スペイン語：montaña de siete colores）、知ってる方も多いのではないでしょうか？

日本でも大人気の観光スポット“マチュピチュ”と同じ州にある観光地、世界遺産にも登録されているクスコ (Cusco) という街から日帰りで行ける山です。正式名はVinicunca（ヴィニクンカ山）です。先日ここに行ってきたので、ご紹介をしたいと思います。

そもそもレインボーマウンテンは地層の鉱物が出て、カラフルに見える山です。ペルーは鉱物資源が豊富で伝統的な土器や染色にも多く使用されています、なのでペルー国内には他にもカラフルに見える山はあります。ですが中でも最も観光地化されているのがここレインボーマウンテンなのです。

レインボーマウンテンに行くには

まずはじめに、レインボーマウンテンは個人で行くことはできません。クスコはペルー内でも屈指の観光地、ツアー会社は充実しています。明日のツアーに、前日夜に申し込むことは朝飯前。まずはクスコに着いたら自分の体調と相談しながらツアーを探しましょう。（クスコは既に標高が3,399mあります。飛行機から降りた瞬間手足が痺れ高山病になることもあるのです。なのでツアーはクスコで申し込むのが無難でしょう。）もし登れなくとも、クスコだけでも十分楽しいです！ご安心を！

ツアーはホテルの人に聞くと大体紹介してもらえます。その他にも街中を歩けばいくらでもツアー会社はあります。私はツアー会社でレインボーマウンテン、マウンテンロハ行きの朝食・昼食・入山料・ガイドを含んだ85ソル（1ソル≒33円）のツアーに申し込みました。マウンテンロハはレインボーマウンテン横にある赤い山です。ツアーに含まれているとはいえ、集団ツアーなのであまり時間がない場合は割愛になります。（登るのが早い人だけ行けます）

ツアーの流れ

４：３０　ツアーバスが宿泊先まで迎えに来ます
注意点：時間通りきっちり来ることはあまりありません。時間帯も夜中です外で待つのは危険です。宿泊先の中でバスを待ちましょう。

６：３０　朝食会場に到着
寝起きに山の小屋で朝食を取ります。私はこの時が一番寒かったです。

７：３０　再びバスで移動
ここから標高がぐっと上がってきます、バスの中では頭痛等高山病の説明があります。（英語＆スペイン語）そして結構揺れます、酔いやすい方は必ず酔い止めを飲んでおきましょう。

８：３０　レインボーマウンテン登山口到着
ここから馬に乗っていくことも出来ます。（９０ソル≒３０００円）

登山途中にはトイレが２箇所あります。使用するには１ソル必要、小銭は持っておきましょう。水は流れません、外にいるスタッフが手動で流してくれます。（注意：紙はゴミ箱に捨てないと詰まります！）
近くには、コカ茶やゼリーを売っている場所もあります。

１１：００　頂上到着
私は途中で動悸がひどく体がだるくなりながら（高山病）登ったので遅い方です。

↓上の写真の反対側、観光地なこともあってすごい人です！

１１：３０　下山スタート
私は下山開始とともに頭痛が始まりました、これは脱水症状からくる頭痛だそうです。水分補給を心がけましょう。頭痛薬を持ってこなかったことを後悔しました。景色は頂上以外もずっと綺麗です。

積み石スポットがあります、なんとなく私も積んでみました。
アルパカもたくさん居ます。

１３：００　下山完了、バス移動

１４：３０　昼食会場に到着（朝食と同じ）

１５：００　バス移動

１６：３０　クスコ到着

今回の反省点
私は以前標高6000m以上の場所に行ったこともあることから5000mのレインボーマウンテンを舐めていました。が！登るのと歩くのは全く別問題、またその日の体調や睡眠時間によっても高山病になる・ならないは全然変わってきます。気を緩めず薬の持参やこまめな水分補給を心がけてください！
↓１番辛かった時の写真です。

最後に注意点をまとめます。

①ツアー申し込みはクスコについて自分の体調と相談しながらにしましょう
②ツアーバスは必ず屋内で待ちましょう
③酔い止め・頭痛薬・高山病薬・水分等持参しましょう
④登山時はトイレ用に小銭を持ちましょう
⑤早朝出発です、十分な睡眠と防寒を！

辛い登山最後まで辿りつけたのは一緒に登ってくれる人がいたからだと思います。また、しんどかったことも下山してしまえば笑い話。最高な思い出ができることは間違いありません。クスコに来ることがあれば是非チャレンジしてもらいたいです。

レインボーマウンテンを楽しむ参考になれば幸いです。