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自分を知る~性格のお話②~

テレビを見て気づいたことがあります。
それは、スポーツによって、選手の体型に特徴があることです。
例えば、
細身は、マラソン、フィギュアスケート、卓球、新体操、サッカーの選手、
筋肉質は、水泳、体操の選手
太目がっちり系は、野球、ラグビー、アメリカンフットボールの選手
じっと、スポーツ観戦すると、いろんな気づきがあり面白いです。


「過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。
 大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである」
 (アインシュタイン)

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「性格類型論」とは


性格類型論とは、性格を比較的少数の典型に分類することで、その特徴をとらえようとする方法論のことです。
類型論は、直感的に個人の全体像を把握しやすいという利点をもちますが、細かい個人差や複数の特徴をもつ性格、類型にまたがる中間タイプの性格をとらえられず、性格を固定的にとらえてしまいやすい欠点をもちます。


クレッチマーの気質類論


ドイツの精神科医クレッチマーは、精神病患者の臨床的観察に基づいて、体型により性格を分類しました。
分類は下記の通りです。


1. 肥満型
循環気質:社交的、善良、親切、温かみがある
精神疾患:躁うつ病


2.細長型
分裂気質:非社交的、静か、内気、生真面目、変わり者
精神疾患:統合失調症


3. 闘士型
粘着気質:誠実、几帳面、忍耐強い、頑固、爆発性あり
精神疾患:てんかん


シェルドンの類型論


アメリカの心理学者シェルドンは、体格と気質との関係を対応づけた胚葉起源説を提唱しました。
類型は下記の通りです。


1. 内胚葉型:消化器系統の発達が顕著。内臓緊張型で循環気質に類似。
2. 中胚葉型:筋肉・骨格系統の発達が顕著。身体緊張型で粘着気質に類似。
3. 外胚葉型:神経系統の発達が顕著。頭脳緊張型で分裂気質に類似。

ユングの類型論


スイスの精神学者・分析学心理学者のユングは、精神分析学的な見地から、リビドー(心的エネルギー)の向かう方向によって、内向型と外向型の2分類に区別しました。


内向型の人は、躊躇し、反省が多く引っ込み思案であり、なかなか自分を開かず、受け身の姿勢で周囲を疑い深く観察するような傾向を示すとしました。
外向的な人は、迎合的で気さくな態度を特徴とし、状況への適応がよく、自信たっぷりで未知の状況へ飛び込む傾向を示すとしました。


さらにユングは、その下位分類として、思考ー感情(合理機能)、感覚ー直感(非合理機能)という4つの心理機能があるとし、これらの組み合わせによって意識水準で優位な活動が決定されると考えました。


シュプランガ―の類型論


シュプランガ―は人生における価値の置き方に焦点をあてた類型説を提唱しました。
類型は下記の通りです。


1. 理論型
真理の探究に最大の価値をおいている。ものごとを客観的に扱い、筋を通して理論的に考えようとする。


2. 経済型
ものごとをとかく損得で考える傾向が強く、金や財産への関心が強い。何をするにも功利的で、効率を考えて行動する。


3. 芸術型
美的なものに惹かれ、美の追求に価値を置いている。繊細な感情をもち、ものごとを感情的にとらえる傾向がある。


4. 権力型
人を支配することに喜びを感じる傾向がある。権力をもつことや人を説得することへの関心が強い。


5. 宗教型
聖なるもの、清らかなることを求め、生きがいにしている。宗教への関心が強い。


6. 社会型
人を愛することや、誰かの役に立つことに喜びを見出し、そのことに生きがいを感じている。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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