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夏祭りの記憶

霊感とかその類は一切無い方なんですが、忘れもしないのはおそらく僕がまだ小学校に入る前くらいの年齢のとき。

当時住んでいた地域の夏祭りに母親と出かけた訳です。日が暮れていたので夜の7時以降じゃないかと思います。

で、夏祭りの定番といえば夜店ですよね。最近は見かけないような気がしますが、当時はオモチャだけを売っているという屋台もあったのです。まぁ、夜店のオモチャ屋さんなのでそのクォリティと金額は推して知るべしなんですが。

で、何気に手にとってそのオモチャを見ていたと思うのですが、次の瞬間の記憶が神社の本殿に登っていく階段で母親に方をゆさゆさされながら「何やってんの!?」と止められたところです。

ハッと気がつくと手にはオモチャが。親に買ってもらった記憶もなく、どんなオモチャだったか忘れましたが僕には全く興味の無いものを手にしていたように思います。もちろん万引なんて大それた事はしません。

そして親と一緒にそのオモチャを返却したか、仕方なく買ったのかも覚えていませんが、ぼんやりと照らされた朱色の神社をずーっと眺めていた記憶だけは残っています。

あの記憶の無くなった一瞬の体験は何だったのか。今でも謎です。

#私の不思議体験

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