海とのつながりを感じる神社
志賀島をぐるりと周り終わる頃、神社の
案内が見えてくる。志賀海神社である。
清めの砂で体をみそぎ、階段を見上げる。
緑に囲まれた参道を、一歩ずつ登ってゆく。
階段を登りきった先には、楼門が見えてくる。
それは由緒ある神社としての風格を携えている。
境内には、神社のもつおだやかな雰囲気がある。
拝殿横には、鹿の像と鹿角堂がある。鹿の角は、
武将達の戦勝祈願や、船の部品に鹿の皮を使った
際に奉納され、戦前まで続けられていたとのこと。
御祭神
中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)
底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)
表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)
お祀りされている綿津見三神は伊邪那岐命
の禊祓いの際にご出現された神様であるとされ、
また、海を守る神様として、海上の交通安全や
塩・魚介類などの恵みをもたらし、禊祓いの神様
として厄災を祓い清める力を持つとされている。
海の神社として、山の中で緑に包まれながらも
木々の向こうに、海を眺めることもできる。
山と海に囲まれ、歴史のある神社が持っている
穏やかな空気に満たされた、心安らぐ場所である。
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