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もっと、現場の先生方を中心に


学校再開後の対応が、あちこちから出始めた。こういった対応で「学習の遅れを "解消" させる」ことに不安を感じる声もたくさん挙がっている。

小中学校の夏休み13日間に 福岡市、授業時間は10分短縮

夏休みや冬休みの短縮
土曜授業の実施
授業時間を短くして、コマ数確保
国語、算数・数学など主要教科を優先
他教科の一部は次学年に持ち越す

記事からは具体的にどう進めていくのかなど詳細がわからないので、どうしても否定的に受け止めてしまうが、私もこれが「教育的」な配慮だとは思えない。

可能な限り学校行事をカットし、駆け足の短縮授業でコマ数を確保、やるべきことはやりました・・・っていうのは、あくまでも管理側の理論。

非常時だから仕方がない。もちろんそうだ。でも、そのための苦労や不安を受け止めるのは子どもたちであり、最優先で考えるべきは「子どもたちのためになっているか」ということ。

大人の都合でなく、子どもの都合で考えてほしい。

学びは保障できるのか、心身的負担をどうケアするのか・・・。そういったことを一番に考え、「子どもたちのため」を思えば思うほど苦悩し、無理を強いられるのは最前線で対応する学校の先生方だ。

だから、子どもたちや家庭の状況を肌感覚で把握している先生方がそれぞれの学校に合ったプランを考え、管理職や教育委員会がその実現に向けての調整や支援を進めていく形はとれないものだろうか。

もっともっと、子どもたちに寄り添った学校再開後の対応になっていけばいいな・・・って思います。

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