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自己紹介から生まれる信頼関係

Yasuhiro Harada

この2、3年で、一気にトレンドワードとなった『コミュニティ』。

ここ数年でトレンドワードになった「コミュニティ」。今やオンラインサロンは当たり前の時代となり、地域コミュニティだけではなく、メーカーまでがコミュニティを作っている。

青山ブックセンターさんは青山ブックセンターを応援してくれる人と一緒に、当店の新しいあり方を模索していくことを目的とした『青山ブックコミュニティー』をはじめた。

キリンビールさんは、ビールの面白さをもっと知ってもらうために『KIRIN BEER SALON』を。

CXプラットフォーム「KARTE」を提供するプレイドさんでは『KARTE Friends Community』を。

toC向けのコミュニティもあれば、toB向けのコミュニティまで、同じ興味や関心の人で集まり、交流する場が増えてきた。

特に昨年のコミュニティへの関心の高まりは、一時流行ったコンテンツマーケティングに似ているところもあったが、コミュニティの本質を理解した上でしっかりと目的を持ってコミュニティを立ち上げているように思う。

目先のコンバージョン数だけでなく、目標を複数設定し、それぞれの課題を解決しうる手段としてコンテンツを作っていくことでサービスやプロダクトに関心の高いユーザーを集めている。

僕はコンテンツマーケティング専門に長くやっているが、コンテンツマーケティングとコミュニティマーケティングの本質は似ているように思う。

コミュニティという場がコンテンツになりえるし、そこに参加する人がコンテンツにもなりえる。コミュニティ内で行っていくイベントもコンテンツである。

要は、どのようなイベントをやれば参加してもらえるか?参加者の満足度をあげることができるか?そうしたコミュニティの戦略を考えて、参加者と信頼関係を築いて、居場所をつくらなければいけない。

居心地のいい居場所を作るということは、自分軸で自分の価値を感じることができる場所のことで、誰のことも気にすることなく、自分の言葉で発言できる場なのだ。これはもうただのファンクラブではない。

改めて、佐渡島さんの「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜」を読むと、こんな一節があった。

信仰ではなく、信頼へ

この箇所を読んだ時、コミュニティは安心できる場所ではなく、信頼できる場所にならなければいけないのかとハッとさせられました。

コミィニティに新しく入った人は、すでに参加している人たちのことを何も知らない。コミュニティに入った時は、安心安全が確保されておらず、そこに「安心」という言葉は見当たらない。

信頼は常に双方向であり、片方が一方的に信頼することはできない。だからこそ、複数集まっていくコミュニティでは、信頼関係を築くことが難しい。

僕は、最所あさみさんが運営する消費文化総研に参加している。購読者限定Slackでは議論を深め、各チャネルでは個々思い思いにまなびを書き示している。

最所さん及び、メンバー皆さんのまなびが本当に勉強になるのだが、メンバーと信頼関係を築いている場所が「マンスリー自己紹介」だ。

最近、読書前感想文(読む前のこと、なぜその本を手にとったか?をアウトプットすること)がマイブームだが、マンスリー自己紹介は、参加者がその月に何をするのか?読もうとしてる本や近況アップデートもかねて自己紹介をする。

コミュニティでは常に新しい人が入ってくる。新しく入った人たちは、元いるメンバーのことも知らないので、安心・安全が確保されていない。

また、元のメンバーが新メンバーを積極的に受け入れているつもりだとしても、自分たちから話しかけないと、新メンバーは沈黙を拒絶と受け取ることがある。

そんな安心・安全を確保するのがマンスリー自己紹介。

メンバーそれぞれがまなびのチャネルを持っているが、やっぱりパブリックな場での発言は安心感を生んでくれるから好き。

そしてDoで語るわけではなく、Beで語る。自己紹介は自己アピールではなく、自分の物語を聞いてもらう場所。

消費文化総研のメンバーみんなに会えてよかった思うし、本当に居心地がいい場所だ。

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Yasuhiro Harada

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Yasuhiro Harada
インターネットを中心にコンテンツをつくる人。お酒と野球とインターネットメディアが大好物。