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『TIRANNO~暴君ネロにまつわる作品集』 / ケイト・リンジー、ジョナサン・コーエン&アルカンジェロ

ふと、クラシックが聞きたくなってチョイス。Allmusicで五つ星の新譜があったので聞いてみました。オペラ集。古代ローマ皇帝、暴君ネロにまつわる歌曲集のようです。主役のKate Lindseyは1980年生まれ、2015年レコーディングデビューのアメリカ出身のメゾソプラノ歌手。2010年にシアトルオペラの年間最優秀アーティストであり、メトロポリタンオペラのリンデマン若手アーティスト育成プログラムの卒業生。

異才リンジーが歌い上げる、ないがしろにされ苦しむ女たちの物語

クルト・ヴァイルやフェイルーズなど20世紀のナンバーで味わい深い歌唱を聴かせる一方、ショーソンやラヴェルなどフランス近代作品にも秀で、さらに近年はバロック・オペラ界の名手たちとも素晴らしい演奏を披露する、まさに21世紀型といえる才人歌手ケイト・リンジー。躍進めざましい英国の古楽器アンサンブル、アルカンジェロとの2枚目となるこのアルバムは、暴君として歴史に記憶され、数々の文学・演劇・音楽作品に登場している古代ローマの皇帝ネロをテーマに、裏切られ翻弄されてきた女性たちにまつわるイタリア・バロックの作品を厳選したプログラムです。
これが世界初録音となるアレッサンドロ・スカルラッティの室内カンタータ『ネローネの死』をハイライトに、モンテヴェルディや、こちらも初録音となるバルトロメオ・モナーリ[1662-1697]といった17世紀前半・後半の作品を交え、ヘンデルが青年期にイタリアで書いたカンタータ(息子への愛と復讐に燃えるネロの母アグリッピーナの物語)までの広範な選曲。アルカンジェロは少人数のトリオ・ソナタ編成ながら通奏低音にはテオルボとハープも加わり、その多彩なサウンドはリンジー特有の耳に残る歌声とこの上ないコラボレーションを聴かせます。一貫して上質なバロック世界に引き合わせてくれる「ALPHA」ならではの充実盤です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. A.スカルラッティ:カンタータ『ネローネ』 (1698?)
2. ヘンデル:カンタータ『死に導かれるアグリッピーナ』 HWV.110 (c.1707-09)
3. モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』 (1643)より
さあ、セネカが死んだからには(第2幕第5場)
おまえの愛しい唇は稀少なルビーのよう(第2幕第5場)
さらば、ローマよ!(第3幕第6場)
ただあなたを見つめ(第3幕フィナーレ)
4. モナーリ:カンタータ『ポッペア』(1685)
5. A.スカルラッティ:カンタータ『ネローネの死』(1690's?)

ケイト・リンジー(メゾ・ソプラノ)
ナーダス・ウィリアムズ(ソプラノ:3)
アンドルー・ステイプルズ(テノール:3)
アルカンジェロ(古楽器使用)
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

録音時期:2020年10月19-21日
録音場所:ロンドン、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(4,5)

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総合評価 ★★★★☆

面白かった。あまり集中してオペラを聴いてきていないけれど、これは娯楽性が高い作品だと思う。娯楽性が高い部分だけを抽出した、というか。また、ボーカルの表現力がとにかく高い。いろいろなキャラクターを演じ分けるのだけれど、その中でどこか軽やかさがある。やはり年代が若い分、ポピュラー音楽からの影響も多く受けているのだろうし、クラシックだって時代と共に録音方法や音響、演奏がモダン、コンテンポラリーな感覚に変化しているのだろう。扱っている楽曲は古い(17世紀)バロック音楽だが、音響や演奏にはモダンな感覚がある。

一番面白かったのは世界初録音とされる4,5、特に5はかなり歌い方が実験的な部分もある。さまざまな歌唱法、声を試すような響きがあり、倍音のような響きだけ残してみたり。なかなかスリリング。「鑑賞する芸術」としてのクラシックは、じっくり聴くと情報量も多いし娯楽性も高い。リズムもボーカルも予測できないというかどんどん展開していくし。反復が予期不能ながら全体としては破綻しないわけで、どんどん先に進んでいく感覚がある。比較的楽器隊の演奏は控えめながらイキイキとしていて空気感がいい。さまざまな声が楽しめる面白いアルバム。録音の様子を記録したドキュメンタリーがあった。面白い楽器が多い。えらく弦が多いウードとか、あとボーカルとマイクの距離がかなり遠い、空間の残響音(ルームリバーブ)を活かしている。

1. A.スカルラッティ:カンタータ『ネローネ』 (1698?) ★★★★☆

 Il Nerone: I. Recitativo. "Io son Neron"01:18 ★★★★

いきなり朗々とした声が入ってくる。古楽器の響き。これはなんだろう、ハープシコードかな。古楽器、としか書かれていないが。声が透き通っていて飛び回る。さすがクラシックの人の声の出し方は違う。歌詞が分かるともっと違うのだろうな。

Il Nerone: II. Aria. "Vuò che tremi Giove ancora"02:17 ★★★★☆

弾むようなリズムに、スキップするような。場面が変わる。囀るような、音程を少しづつ変えながら上昇していく歌唱。いかにもオペラ的。だが、全体的に音が軽やか。フルオーケストラでないのもあるだろうが、音全体がブライトで聴きやすい。曲自体はバロック期、17世紀のもののようだが解釈というか音響がモダンで聴きやすい。いきなり歌が入ってくるのでキャッチーですらある。声も絶唱と言うより軽やか。

Il Nerone: III. Recitativo. "Il tirannico cor io non ascondo"00:46 ★★★

やや深刻なシーン? いや、一人語りのような、やや逡巡しているような音像。行こうか戻ろうか、どうしようかといった。

Il Nerone: IV. Aria. "Non stabilisce, no"01:36 ★★★★

ハープシコードに加えてさまざまな音が入ってくる。再び囀るような、一つ前のパッセージが出てくる。この歌声は心地よい。こういう歌唱法をアリアというのかな。「叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲」だそう。

Il Nerone: V. Recitativo. "Or coll’abisso istesso"01:10 ★★★☆

場面展開、次々と場面が変わる。一つ一つのシーンで区切らなくてもいいのだがトラックが区切られているからなぁ。これで追っていかないとこちらもどこを聴いているのか見失いそうだ。リズム展開が自在。これは演奏者同士の阿吽の呼吸でリズムを変えていくのだろうな。やや哀切な表情。

Il Nerone: VI. Aria. "Veder chi pena"04:55 ★★★★

前の曲が一度終曲し、場面が変わる。シリアスで物寂しいシーンに。このシーンは長さ(5分弱)的にも一番のクライマックスなのだろうな。発声法が完全に統制されている。高音の伸び、声楽。切々としたボーカルに弦楽器、バイオリンだろうか、が絡み合う。古楽器なので、やや響きが異なる、やや朴訥とした響き。まさに中世。S/N比も適度に空間音が入る。目の前で演奏しているような。電子的に増幅された音はないから(多少のリバーブはかかっているのだろうか、それも空間音響だろうか)、自然な音世界。言葉が分かったらもっと良いのだろう。オペラは歌劇だから。”Veder chi pena”は「誰が謝罪する」という意味、らしい。

Il Nerone: VII. Recitativo. "Coi furibondi sguardi"00:38 ★★★

勢いよく、宣言するような短いパート、ここで終曲。結末を迎える。

2. ヘンデル:カンタータ『死に導かれるアグリッピーナ』 HWV.110 (c.1707-09) ★★★★

Agrippina condotta a morire, HWV 110: I. Recitativo. "Dunque sarà pur vero"01:05 ★★★☆

ここから次の曲、歌い方の雰囲気が変わる、キャラクターが変わったという事だろうか。もう少しシリアルで、古色蒼然としたいかにもオペラな歌い方。前の組曲はもうちょっとポピュラー的な歌い方、軽やかさがあったのだが。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: II. Aria. "Orrida, oscura"03:22 ★★★★☆

優雅な楽器隊のメロディが奏でられる。お、これもアリアか。音域が上下する。楽器隊はヘンデルと言われればこんな感じかー、というメロディ。さすがメロディアスで上品。タイトルの”Orrida, oscura”は「恐ろしい、暗い」という意味らしい、そんなに暗さを感じなかったがこの声は恐怖の表現なのか。声は確かに恐怖感があるが演奏、楽器隊のメロディはあくまで優雅で宮廷舞踏会的なフレーズ。皇帝ネロのいる宮廷の様子を描いているのだろうか。アグリッピーナはネロの妻だったかな。いや、母親か、謀略によって息子ネロを皇帝にしたとされる母親。これは謀略のシーンだろうか。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: III. Recitativo. "Ma pria che d’empia morte"01:00 ★★★

物寂し気な、弱弱しさを感じるパート、から、「いや!そんなことはない!」とでも言うような否定へ。声色が変わる。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: IV. Aria. "Renda cenere il tiranno"02:55 ★★★★

優美なメロディに。ボーカルと弦楽器のメロディが対位し、絡み合いながら上昇と下降を繰り返してハーモニーを織りなす。タイトルは「暴君を灰に変える」という意味。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: V. Recitativo. "Sì, sì, del gran tiranno"01:43 ★★★★

感情の高鳴りを感じさせるシーン、「そうだ、そうだ、偉大な暴君の」というタイトル。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: VI. Cavatina. "Come, o Dio!"02:12 ★★★★

Dio様! いや、関係ないだろうけれど。意味は「ああ、神様」らしい。DIOはイタリア語で神様なのか!? 初めて知った。静謐な祈りのようなパート。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: VII. Cavatina. "Sì, sì, s’uccida"01:48 ★★★

これはどうも刑場にひかれていく、処刑されるシーンを描いた歌らしい。このパートは反撃というか、明るい曲調。明るい雰囲気で始まるが後半、反転して暗いシーンに。落ち込むような声、ハープシコードが音を奏でる。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: VIII. Cavatina. "Cada lacero e svenato"01:01 ★★★★☆

軽快でメロディアスな曲、弦楽器のメロディが跳ねまわる。タイトルは「バラバラになって失神する」。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: IX. Cavatina. "Come, o Dio!"
2:16 ★★★☆

再び神に祈るパート。懺悔のような歌声。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: X. Aria. "Se infelice al mondo vissi"03:48 ★★★★☆

管楽器の印象的なフレーズ、内面の懺悔ではなく場面が進んだのだろう。刑場に向かうのだろうか。タイトルは「私が世界で不幸に暮らしていたら」という意味。後悔の吐露だろうか。ギターのような音が入ってくる。なんだろうこれは。ブズーキのようなものだろうか。ボーカルメロディも表情を変えながら楽器のメロディと絡み合う。アリア。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: XI. Recitativo. "Prema l’ingrato figlio"01:12 ★★★★

ドラクエ的、城についた!感がある曲。意味は「恩知らずの息子を押す」。押す? イタリア語のgoogle翻訳はいまいちわかりづらい。単語が多義的なのだろうか。なじる、とか、そういうシーンだろうか。ただ、あまり激情的ではない。1曲目ほどではないが声が明るめになる。ああ、この曲では基本的に処刑されるときのアグリッピーナの声なのか、だからちょっと年老いた感じの声なんだな。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: XII. Aria. "Su lacerate il seno"01:51 ★★★★

急に明るくなる、祝祭的なシーン。どういう物語なんだ。処刑された後なのだろうか。おや、コードがだんだん暗くなっていく、不協和音はないが感情が目まぐるしく変わる。牧歌的なシーンから暗鬱な気持ちまで感じさせる。登場人物が複数いるのだろうか。最初は跳ねるような声。タイトルは「胸を裂く」。

Agrippina condotta a morire, HWV 110: XIII. Recitativo. "Ecco a morte già corro"00:23 ★★★

いよいよ終わり、アグリッピーナの声で何かを叫んで終わり。「ここで私はすでに死ぬまで走っています」。刑場に連れていかれるシーンか。となると処刑までの話なんだな。

3. モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』 (1643)より ★★★★☆

L'incoronazione di Poppea, Atto II, Scena 6: "Or che Seneca è morto"06:08 ★★★★☆

これはいくつかの歌のシーンの組み合わせ。男性ボーカルが入ってくる。基本はメゾソプラノのアリアなのかな。ところどころデュエット。声が再び飛び跳ねるような若々しい、聴きやすい声に戻る。二つの声が飛び回る。タイトルは「セネカが死んだ今」。セネカはネロの幼少期の家庭教師であり師と呼べる人。

L'incoronazione di Poppea, Atto III, Scena 5: "Son rubin preziosi"02:13 ★★★★

落ち着いた雰囲気の曲、比較的ポピュラーのバラードにも近い。一定のリズムでメロディが続く。

L'incoronazione di Poppea, Atto III, Scena 6: "Addio Roma!"04:02 ★★★★★

断片的な、探るような音。リズムが自由に揺れるのがやはりクラシック。こうして聴くとビート感覚がだいぶ違う。本来「鑑賞音楽」と「ダンス音楽」は全く違ったのだなぁ。音圧もビートも起伏が非常に激しい。パートが目まぐるしく移り変わる。荒波のようなパートから天上から声が降り注いでくるようなパートへ。急に表情が変化してまた荒々しい歌声に。タイトルは「さらばローマ!」。

L'incoronazione di Poppea, Atto III, Scena finale: "Pur ti miro! Pur ti godo!"04:25

女性2名によるデュエット。タイトルはgoogl翻訳によれば「私はあなたを目指しています!私があなたを楽しんでいる間!」だがどうも良く分からない。邦題を見たら「なおもあなたを見つめ、なおもあなたを享受する」だそう。なるほど。愛の歌らしい。あ、ネロが人妻ポッペアに横恋慕した歌だそう。

4. モナーリ:カンタータ『ポッペア』(1685) ★★★★

La Poppea: I. Recitativo. "Scorrea con piè superbo"00:56 ★★★

ここから次の曲へ。こちらもややシリアスな声に。そういうキャラクターなんだな。

La Poppea: II. Aria. "Dove mai stelle spietate"02:13 ★★★★

アリア。隙間のある弦楽器に寂寥感のあるボーカル。タイトルは「冷酷な星はどこでも」という意味らしい。この曲は世界初録音だそうなので発掘してきた曲なのだろう。素朴な良さがある。

La Poppea: III. Recitativo. "Odi Neron questi sospiri estremi"01:11 ★★★★

音数は少な目で、ボーカルが切々と歌う、少し展開が始まった。優美さよりどこか朴訥とした感触がある。

La Poppea: IV. Aria. "Pria di nascere oh dolce prole"01:54 ★★★★

アリア。こちらも華美ではなく控えめ。

La Poppea: V. Recitativo. "Ma se tante querele"01:09 ★★★★

同じ雰囲気で曲が続く、音数は少な目で装飾が少ないがその分聞きやすい、コンテンポラリーな感覚がある。なるほど、この曲を発掘してきたのはそういう意図もあるのか。録音もシンプルな構成だしな。

La Poppea: VI. Aria. "Bellezza mortale"01:55 ★★★★

この曲は全体としてもそれほど長くない。9分程度の組曲だが、全体として起伏が抑えられて音数も控えめ。素朴な良さがある。この編成に合っているから選ばれたのだろう。聞き疲れなくて好印象かも。とはいえ、イージーリスニングに比べるとだいぶ緊張感がある。

5. A.スカルラッティ:カンタータ『ネローネの死』(1690's?) ★★★★☆

La morte di Nerone: I. Recitativo. "Abbandonato e solo"01:06 ★★★☆

また声色が変わった。迫力ある声。ネロの死か。これはアルバムのコンセプト的に「最後はネロの死を扱った曲で」ということだろうか。タイトルは「放棄された一人」。孤独を描いたシーンか。

La morte di Nerone: II. Aria. "Quella morte, che per gioco"02:33 ★★★★

アリア、節回しがやや独特。巻き舌でフレーズを連ねる。これは譜面にどういう指示があるのだろう? 独自解釈なのだろうか。ちょっとオルタナロック的な歌唱法。あくまでクラシックなのだけれど。派手さが無いが、声の緊迫感がある曲。これも世界初録音、その分誰かと比較されず自由に解釈しているのだろうか。

La morte di Nerone: III. Recitativo. "Ma che miro ?"01:28 ★★★★

ほぼ前の曲からシームレスにつながる、が、展開は変わっていく。やはり有名な曲というのはその時代のヒット曲で、こうしてみると派手なんだな。この曲は忘れられていた曲、その分地味で素朴な感じがする。声色を次々と変えていく。キャラクターが違うのだろうか。

La morte di Nerone: IV. Aria. "Vieni pur, vieni sì, sì"01:40 ★★★★

テンポアップする、バイキング的な音像。面白いな、タイトルは「さぁ、さぁ、はい、はい」ということで、掛け声のよう。航海に出も出るのか。これは様式美、フォークメタルのイントロと言われても違和感がない。リフが聞こえてきそうだ。

La morte di Nerone: V. Recitativo. "Ma no! merta Nerone"00:40 ★★★

短い曲、リフレインだけを叫ぶような。

La morte di Nerone: VI. Cavatina. "Il suo pensier l’uccida"02:07 ★★★★☆

急に静かなシーンへ、高音をかなり細く伸ばすボーカル。ちょっと喉笛のように反響してフルートのように響く。こういう喉笛の仕方もあるんだな。さまざまな歌唱法を実験しているような曲。これはクラシックで一般的に使われる表現法なのだろうか。ちょっとホーメイ入ってるぞ。

La morte di Nerone: VII. Aria. "Contro l’armi dell’inganno"02:03 ★★★★☆

アリア、この曲もメロディがコンテンポラリーな感じがする。ポップとすら言えるな。Kate Bushとか。基本はクラシカルなのだがボーカルラインがホップする感覚がある。ところどころめちゃくちゃオペラチックになるのが面白い。

La morte di Nerone: VIII. Recitativo. "Così fremea Nerone e fu trafitto"00:22 ★★★

たいてい、最後はあっという間に終わるな。なんというか叫んで終わり、みたいな。カンターレとはそういう形式なのか。直訳すると「したがってネロは震え、ピアスされました」だそう、史実を鑑みると最後に自刃するシーンか。

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