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"数"をこなさなければ"質"にならない

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note内のサークルで「Crazy about Thailand」を運営しています。
「タイが好き」「タイに移住したい」「タイで起業したい」といった方々へ向けサークル内限定記事を公開したり、Slackというチャットツールを使ってメンバー同士コミュニケーションを図ってもらうなど、1人でも仲間を増やしてもらいたいとの想いで立ち上げました。
現在、約70名の方が参加しています。
https://note.com/yasuharu_nishio/circle
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「文章が上手くなりたい」という相談

先日配信していたライブ中に、とある相談がチャットで届きました。

「どうしたら文章が上手くなるんでしょうか?」

僕はライターでもないし、文筆で生計を立てている者でもないのですが、雑誌編集者としての経験や、ブログ「激旨!タイ食堂」をご覧になっていただいていることで、このような相談をしてくださったんだと思います。

文章の「コピー」を始めた20代

僕が19歳のころ、友人から勧められた1人の作家に出会い人生が変わりました。
中島らもさんです。
彼のエッセイを読んだ僕は衝撃を受け、そこから著作を読み漁り、すっかり虜になりました。
その後僕は、らもさんのように文筆で生計を立てたいと思うようになっていったんですが、その想いが募る中、彼の著作でこのような一文があったのを今でも憶えています。

「文章が上手くなりたければ、目が潰れるぐらい本を読むこと」

僕は彼の言葉通り、小説をはじめ読解が難しい書籍まで、とにかく読み漁りました。
そして僕は、好きな作家の文章を原稿用紙に手書きでそのまま書き写すということまで始めました。
作家の文章の癖、つまり読点をどこで打っているかや比喩表現がどれほど多いのかなどを体で覚えさせようとしたわけです。
ギターなど楽器の練習だと好きなバンドなどの「コピー」から始めますが、それを文章力向上にも応用したらいいんじゃないかと思ったことがきっかけでした。

盲目的に「量」をこなしていった

結果、僕は文筆を生業にすることは叶いませんでしたが、こういったことを何ヶ月もやってきたおかげで多少なりとも文章力が上がったと思っています。

僕が文章力を上げるためにやってきたことは、「量」をこなすことです。
たくさんの書籍を読み、たくさんの文章を書く。
そしてそれを何度も何度も繰り返す。
世に出すものでもない文章を、ただただ書き続ける。
一見すると苦行のように思える作業ですが、当時の僕はとにかく”書く力”が欲しかったので、盲目的に続けました。

もっと早く、もっと楽に身につけられる方法があるならそうしていたに違いない。
でもそんな方法を僕は見つけられなかった。
もっとも、文筆の才能がない僕のような人間にとってそのような”近道”は無かったでしょう。

「質」を手に入れたいなら、「量」をこなすしかない。
これは文章に限らず写真でも映像でも絵画でも、なんでもそうだと思います。
今ではブログもあるしSNSもあるから世に出していくことができるので、恥ずかしがらず出していけばいい。

そうすることで得た「質」は、自身の血となり肉となるはずです。


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僕のnoteでは「タイへ移住したい」もしくは「タイで起業したい」と思っている方や、海外在住での発信をどうやったらいいか悩んでいる方の一助になれるような記事を投稿しています。
ひとつひとつの記事が1人でも多くの方に役立ってもらえれば幸いです。

★2021年11月に開催される「イーペン祭り」のチケット販売を開始しました。
僕も同行しますので一緒に楽しみましょう!
https://tripull.asia/yeepeng2021/


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サムネイルで使っている僕の写真を撮影してくれたのは、バンコクで活躍している西山カメラマンです。
Photo: @chachachan.foto(IG)
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