【中日】カリステ選手、宇佐見真吾捕手の代打攻勢が収穫といえる理由 その中に潜んだ理想型とは ~9/15~
◇9月15日 巨人6-3中日(東京D)
試合には敗れましたが、見所溢れるイニングといえるのではないでしょうか。
1-3で迎えた6回表。先頭の石川昂弥選手が本塁打を放って1点差に迫ると、カリステ選手、宇佐見真吾捕手の代打起用がハマって同点。
来季に向け、余白を残す攻撃だったといえます。
来季への手応え
カリステ選手、宇佐見捕手の打力を考えれば、スタメンも考えられる状態。しかし、この日は石川昂選手を4番に据える新打順で挑み、両者ともベンチスタートでした。
鵜飼航丞選手やブライト健太選手といった期待の若手もベンチに控える中、6回にみせた厚みのある攻撃。
今季、代打として期待された中島宏之選手が結果を残せず、代打の切り札が固まらない状況の中で、一筋の光が差しました。
チームが苦しい時、中々厚みのある攻撃が実現しませんでしたが、代打攻勢がハマった6回の攻撃は、来季に向けて確かな手応えとなります。
理想は・・・
理想は、カリステ選手も宇佐見捕手もレギュラーを狙える位置にいながら、若手が台頭して選手層が厚くなることです。
両者とも欠かせない戦力ですが、若手の底上げがなければ明るい光は消えます。カリステ選手は32歳、宇佐見捕手は31歳と、数年後もレギュラーを務めているかは不透明です。
残り試合を使い、若手を試すことができる状況を活かすためにも、6回の攻撃には収穫が多くありました。
2軍にいる選手も含め、残り試合で誰が起用され、結果を残すのか。
カリステ選手、宇佐見捕手をベンチに追いやるような選手が出てくることで、一筋の光が確かな光となります。
課題解決に向けて
残念ながら、引退を表明する選手や来季の構想から外れた選手が出てくる時期です。
中日は今季も苦しい成績となっており、来季に向けて1つでもプラス材料を見つけなければ、来季も苦しい状況となります。
主力選手が抜けることも想定しなければいけないでしょう。
その中で、代打を絡めた厚みのある攻撃は、ここ数年の課題となっています。
カリステ選手の去就は未定ですが、来季に向けて余白を残した見応えあるイニングでした。
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