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発達のつながり

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子どもの発達の記録を分析することで、発達過程相互のつながりを、高踏的な一般理論でランクづけるのではなく、個別具体的に可視化できればと思っています。
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記事一覧

保育の5「領域」と因子分析

保育の領域 保育所保育指針において、「保育の目標」のうち、「教育に係わる内容」の領域とし…

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発達経過記録から、総合的な発達のバラツキを示す指標を試作

発達指数の試み 保育所保育において、とても重要な記録である、発達経過記録を匿名データ化し…

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子どもたちのダンスを見る保育士の評価について、分析的に考える

 今回は、「保育における子どものダンス活動の『達成』をどのように評価するのか」ということ…

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実際の発達経過記録から、子どもの行動の難易度、属性を解明する(前編)

モデルデータによる分析手法の紹介  今回は、発達(経過)記録を「分析」する手法として、ど…

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実際の発達経過記録から、子どもの行動の難易度、属性を解明する(中編)

期首達成率と成長率による「4分類」  前回のエントリーでは、モデルデータで「目の前の子ども…

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実際の発達経過記録から、子どもの行動の難易度、属性を解明する(後編-1)

期首達成率と成長率の2軸  前編、中編のエントリーでは、達成時期が記録されている子どもの行…

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実際の発達経過記録から、子どもの行動の難易度、属性を解明する(後編-2)

4分類と「ホップ」「ジャンプ」  今回も引き続き、期首達成率と成長率に基づく、子どもの行動達成の属性の分類の話しを続けます。期首達成率と成長率の2軸による4分類は、ホップ、ステップ、ジャンプ、アドバンスの4分類になります。  ホップは、期首達成率が高く、成長率も高い行動項目となり、ステップは、期首達成率は低いものの、成長率が高い行動項目となります。このホップとステップが、その年齢の子ども達の発達過程のコアを形成しているものと考えます。 一方、ジャンプは、期首達成率は高いので

現代のデータ分析が新たに光りを当てる、 倉橋惣三の保育カリキュラム構想

 保育園に通う子どもの発達記録を分析した結果から、日本の幼児教育の創設者の一人である倉橋…

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子どもたちの発達連関『ネットワーク』に見出すことのできる「強いつながり」と「弱い…

子どもたちの発達の「つながり」 子どもたちの発達過程を「見える」化し、分析していく上では…

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子どもの発達の相互連関=相関関係を見る!!

 子どもたちの発達行動の達成時期の同期度合を、相関係数で計測することで、子どもの発達行動…

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「概念の地図」で子どもの発達を理解する

 看護分野において定着している「アセスメント」、そして、(病態)関連図という学習ツールを…

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