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こども観、教育観について

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安定しているようでいて、実は変化の激しい「こども観」や「教育観」についてのコラムを集めています。
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記事一覧

子どもたちのダンスを見る保育士の評価について、分析的に考える

 今回は、「保育における子どものダンス活動の『達成』をどのように評価するのか」ということ…

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データの分析に基づく「専門的な知識基盤としての発達知」の構築に向けて

 このところ、改めて保育所保育指針を読んでいる。  その中では、「一人一人の子どもの状況…

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発達経過記録の分析に保育士が抱いてしまうメンタルモデルを転換していきたい!

発達記録を分析することへの抵抗感  保育所保育において、子どもの発達過程を記録し、その振…

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保育士のリーダーシップと子どものための「足場つくり」

リーダーシップ論の隆盛  保育所保育では、核家族化した家庭における育児と異なり、子ども集…

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保育士の声かけをデータ分析することで見えてくる、「子どもの関心」「保育士が大事に…

 保育士のお迎えの際の子どもへの声かけ記録を分析させてもらう機会がありました。そこには、…

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「うとまれる発達」を情報という視点で考える

 子どもの成長について、不安が大きくなっている現代において、子どもの成長、発達に関す…

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陸続と上梓されるコンピテンシー、メリトクラシー批判の書

 ここ数年で、次のようなタイトルの新書が、教育学、教育社会学の専門家によって執筆されています。 「暴走する能力主義」 東京大学大学院教育学研究科教授 中村隆康(ちくま新書) 「教育は何を評価してきたのか」 東京大学大学院教育学研究科教授 本田由紀(岩波新書) 「『生存競争』教育への反抗」 京都教育大学教育学部准教授 神代健彦(集英社新書)  これらの文献に共通しているのは、いわゆる「○○力」というような「新しい能力」を子どもたち、生徒たちが身に付けられるように教

少子化の背景にある、「子どもへの愛情」という驚きの分析結果

 社会学者の山田昌弘氏の『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』(光文社新書、2020年)と…

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