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美容師におけるフェアトレード〜SDG's

SDG'sに関しては、僕はキナ臭い感じ (利権がらみ) がして心の底から賛同はできないのだけど、17の項目の中にフェアトレードというのがある。

フェアトレードは、開発途上国で作られた製品・農作物を適正価格で取引することで、生産者の生活を改善する目的がある。

コーヒー豆が有名な話しだけど、僕たちが安くコーヒーを飲めるのは、発展途上国の子供達が豆の収穫にかり出され、報酬などももらえない、もしくは信じられないくらい安い賃金で働いている環境下で育てている豆を、大量に安く仕入れることができるからとか…。

貧困の差をなくすためには、フェアな適正価格で購入するのが大切だと理解しています。

これって、日本国内の美容師にも言えるのでは?っていつも思っています。

僕が長く住んでいたオーストラリアでも、カット+シャンプーブローは1万円のサロンがゴロゴロあったし、実際に僕のカット料金も99ドルに設定していました。

サロンのオーナーからは、99ドルなんてジュニア・スタイリストの料金だよ、君の技術ならもっと料金を上げるべきだ!なんて言われていました。

先進国のカット+シャンプーブローの適正価格が1万円だとすると、日本ってフェア(公正な)トレード(取引)なのか疑問になります。

日本の皆さんが、先進国の標準(1万円)よりも、もっともっと安い、半額以下でサービスを受けることができる裏側には、何があるのか考えてみたことありますか!?

それは日本の若手の美容師達が過酷な労働を強いられているからです。

賃金は最低賃金、休みなし、ボーナスなし、年収は200万円以下。

30歳になっても、この労働環境下では結婚なんてできません。将来が不安で、みんなこの業界から去って行きます。

専門学校を卒業して3年後には50%の美容師が辞め、

5年後には70%が辞めていき、30歳になる頃には90%の美容師が辞めていきます。

自分の時間がなく、給料も低い

安いコーヒー豆がどこから来ているか?…と同じ現象が起きているのです。

適正価格でコーヒーを飲みましょう。

安い美容室を探して、安く安く済ませるのではなく

日夜勉強して頑張っている美容師を潰さないように、適正な価格で営業している美容室を応援して、若い子の夢を育てていけるような社会にしませんか?

もちろん、若い美容師から搾取している経営者も悪いです。

でも、安い美容室に流れているお客さんが多くいるから、薄利多売で経営できちゃう仕組みに一口乗っかっているんですよ。。。

安い料金で営業していても、お客さんが来ないなぁ〜っていう状況になれば、ブラック経営者も若い子から搾取できなくなりますからね。

適正価格で営業している美容室のスタッフも、業界の先端を行ってるんだという意識をもって頑張らなくてはいけないのは、言うまでもありませんが。


海外で15年、「オーストラリア人8人の中で日本人1人」という職場経験を活かして、搾取しない経営、人間らしい働き方、SDGs、 労働基準法に合うフェアな職場環境を問題提起していきます。

そのためには、単価アップと顧客満足度アップを目指す営業をしなくてはいけません。

日本の美容師業界の常識を壊していきたいと企んでいます。




僕がマネージメントしている美容室は、横浜元町にあります
↓ ↓
https://shojeric.com

2022年11月から後を継いで、僕が経営しています。僕の経営理念に賛同してくれる方や、一緒に働きたいという美容師免許保持者、美容学校生がいらっしゃいましたら、DM下さい!

https://twitter.com/yasucomau/
https://www.instagram.com/yasucomau/


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