見出し画像

コミュ障やパニック障害のお客さんが多い理由とは

僕は、無駄と思えるものことは省く傾向にある。

お客さんに、

「仕事は何を?
どこの学校ですか?
何を勉強してるんですか?
部活は?
バイトは?etc…」

なんて聞いたことがないし

「今日は髪を切った後はどこか行くのですか?」なんてもっての外だ。

聞いたことがない理由は、僕が聞かれてイヤだからだ。

高校生の頃、札幌のバスセンターに行くと、誰かしら友達に会う、会ったら必ず「どこ行くの?」「どこ行った来たの?」と聞いてくる。

そんなの聞いてどうすんの?

本当に聞かれるのが苦痛だったので、僕は他人には聞かない。

例えば、お客さんの方から小出しに仕事の事や学校の事を話してくれれば、会話を広げるために、仕事の内容など聞くこともある。

基本、僕から必要のないことを聞かない。

あと、僕が言わない言葉

「(シャンプー中の)痒いところないですか?」

シャンプーをきちんとしていれば、痒いところはないか?なんて聞かなくて良い。

痒いところがないようにシャンプーすれって話。

頭が汚れているお客さんは、痒いに決まっているんだから、倍時間掛けて洗ってあげればいいし。シャンプーの泡立ちがメチャ良くて、朝に洗ったばかりだなって分かるようなお客さんにゴシゴシ2回も洗う必要はない。

なんでもかんでも、2度洗いをして、「痒いところはないか」って聞くのは美容師側の責任放棄。何も考えてない証拠ではないか?

お湯加減だって、「熱くないですか?」って… 熱くないようにお湯を調整すればいい。

もう少し掘り下げて考えて欲しい。

僕は、お客さんに眠ってもらおうと思って、シャンプーもストーリーを考えてシャンプーしている。

なので、僕がシャンプー中に、横のシャンプー台でガチャガチャとパーマロッドを洗うような無神経なサロンは、とっとと辞めた事もあった。

その、眠ってもらおうとしているストーリーの最中に、なぜ起こす?

「痒いところはないですか?」って、なぜ声をかける?

眠って欲しくないのか?リラックスして欲しくないのか?

根性論をサービス業に当てはめる日本の体質が嫌いで、お客さんに責任転嫁しているようにさえ見える。

頭で考えないで、マニュアル通りにやってれば脳みそ使わなくてもいいのは分かる。

でも、少しはお客さんの立場になって考えようよ。

きっと、僕にコミュ障やパニック障害のお客さんの比率が多いのは、これらが理由だろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?