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読書期間 7月1日〜7月3日
文字数:約4,100
はじめに
ここのところ、読書は継続していますがnote投稿がおろそかになっていました。
少なくとも週1の更新は心掛けていたのですが一度間が空くと人間ダメですね。また気合入れて頑張ります。
さて少し前に日本語に着目して日本人らしさについて見てみましたが、今回は「空気」です。
もう死語になっているかもしれませんが、少し前に空気読めない(KY)という言葉が流行りました。
私も当然の様にこの言葉を受け入れ、使っていました。
よく考えると、この(場の)空気というのはかなり複雑かつ厄介な事象で、また日本特有でもあることから興味は持っていました。
今回の本はその空気の謎を解き明かす良書です。
岩波ジュニア文庫から出版というのがまた分かりやすくて良いです。
早速見ていきます。
参考図書
1.先輩に従う理由
2.人の頼みを断れない理由
3.世間と社会
4.世間の始まり
5.世間を壊そうとする人達
7.世間は中途半端に壊れている
8.外国に世間はない
9.人の頼みを断るのが辛い理由
10.もし人から頼まれたら
12.空気の正体は世間
13〜17.世間の5つのルール
18.世間はなかなか変わらない
19.5つのルールとの戦い方
20.強力な世間との戦い方
22.自分を大切に思う
23〜25.仲間外れを恐れない
<所感>
空気とは「世間」がカジュアル化し
日常化したもの
そして日本人は今も世間に生きる
とても分かりやすいですし、世間と社会を理解しておくと社会人としてどんな態度でコミニュケーションを取れば良いのかのヒントがあると思います。
最近では、世間や空気を強く意識せず自分らしさを発揮し、それを受容する社会(ダイバーシティ)が重要であると叫ばれています。
100年前とは大きく変わってきていると思いますが日本人のDNAから「世間」という意識が消えるのはまだまだ先だと思います。
やはりマジョリティに流され易いですし、周りに合わせて和を保つことが日本人らしさであり、良さとも言えます。
ただ「世間」と「社会」という考え方と日本人らしさを知っておくことと知らないままでいるのでは、(特に海外の人との)コミニュケーションで雲泥の差があると思います。
胸を張って日本人らしさを語れば、相手も理解してくれますからね。