外食する時の価値観。

世の中はなんだか不思議なもので、大学生は未だにキャンパスでみんなで授業を受けられない。別に文句を言いたいわけじゃないんだけれど、帰り道に楽しそうに遊んでいる小学生とか、部活帰りの中高生を見ると少し羨ましい。これは最近結構思うこと。この話はあまり関係ないのだが、本題に少しずつ近づいていく。最近は近所のごはん屋さんに行くのが、幸せなひとときになっている。オンラインの各講義の課題を淡々とこなして、留学の手続きに追われるだけの生活では、正直やってられない。自分で選んだ教科ではあるけど、いざ課題がたくさんでると結構な試練として自分に降りかかる。そして留学も自分がやりたくて手続きをしているけど、堅苦しい書類の嵐で気が滅入ってしまいそうだ。こんなネガティブな話はこれくらいにしておいて、僕の大好きな外食の時の価値観について書いてみようと思う。

父の価値観

最近、父親と外食について話した。「会社のお昼休みとか、色々店の開拓とかするん？」と聞いてみたら。「んー全然やな。」だそうだ。美味しいお店に行きたくて、安定感重視だから、初めての店はあまり行かないようだ。「今日はここに行こう」と、毎回ほぼほぼメンバーも同じらしい。仲間の友達のお店に行くことも多いという。どうせ外で食べるならそこで、といった具合にみんなそこで納得らしい。端的に言ってしまえば、あっちこっち行こうとはしないタイプだ。続けて、父は言っていた。「お母さんと行くときはテレビのグルメ特集がきっかけとか多いかな。」勝手な憶測だが、きっと、「〜地区を練り歩いてみた」みたいな類だろう。「だいたいは美味しいけど高い」これを聞いて、あ〜やっぱりね、と思った笑　でも、この間は少し良いお店に巡り合ったようだ。電話していた時に嬉しそうに僕に言ってくるくらいだから相当なんだろう。なにがそんなに良かったんだろうかと思いながら、話を聞いてみた。

●980円飲み放題で、生ビール、白ワイン×2
ワインは上品なお店の4杯分くらい注いでくれたから大満足

●母の頼んだ料理が少し遅れて待たせてしまったからジュースをくれた
（母は飲み放題を頼んでいなかったけど、父と一緒にジュースが飲めるようにという配慮だと思う。自分だったら待ってるの嫌だからこうしたらいいかな？とか店員さんが考えてくれた結果なのでは？おせっかにもなってしまいかねないけど、そういう部分の感性が合うと顧客満足度って上がるんだろうなと思う。）

●タイ料理、1000円少々なのにとても美味しかった

良くも悪くも期待通りの「飲み放題」まあ父にとってはこれは大事なのだろう。人それぞれだから、良いと思うけれど…料理の話を期待していた僕が悪かったのかも知れない。そういうことだ。だが、この感想を聞いて、外食の本質に気づけたような気がした。

外食の本質（？）

人を喜ばせよう精神

これはかなり大事なのではないだろうか。適当な例だが、「お肉一切れ多めに入れとくね」なんかでも、顧客からすると一切れ分以上の満足度がある。ワインもなみなみ入れてくれると太っ腹な感じがする。お客さんの予想をいい意味で上回るのがコツなのかも知れない。こんなことを言うとバチが当たりそうだが、店はお金でサービスすると大変だけど、食べ物でサービスするのはちょっとハードルが下がるのかな？なんて。

逆に、父が前に文句を言っていたのを思い出した。「ワンドリンクお願いします」でビールが900円。確かにビールが大好きじゃない僕でもこのイラッとする感じはよくわかる。お客さんに喜んでもらおう、という感じが伝わらない。むしろ、取れる金はとってやろう、みたいな。

僕の外食する時の価値観

「一人暮らしでは出来ない」というのはかなり重要なポイントだ。品数を何種類も自分で作ると大変だ。品数が多いと、味や食感の種類も多くなって、満足度が高い。ご飯に行くお金は、なんのために払っているのか考えてみたい。

・お腹がいっぱいになる
・栄養を摂取する
・友達（店主）と話す経験
・話しながら喋ると食が進む
・店の雰囲気
・プロの技
・綺麗な盛りつけ
・ちゃんとしたお皿
・品数

ざっとこんなもんだと思う。基本的な食べ物以外の部分にお金を払っているニュアンスが強い。そして満足度も、味だけでは絶対に決まらない。ファミレスで1500円は払いたくないけど、こだわりのある店主のお店で1500円なら安く感じる、みたいな。早く食べて早く帰れよ、みたいな店主は嫌だ。でも店主の雰囲気がいいと味もよく感じる。ちょっとたとえ話としてはズレるけれど、良いワイングラスで飲めばコンビニのワインでも美味しく感じる。技術にお金を払うのか、真心にお金を払うのか、とか価値観は人それぞれだ。だけど、僕にとっては意外と料理自体もそうだけど、それ以外の要素もかなり満足度に関わってくる。書いていて単純にこう感じた。

オマケ

最近、外食するのが楽しくてしょうがないんですが、その分家で食べるときの食事がどんどん質素になっています。コロナということで、旅行するときの交通費、そして飲みに行くお金などがかからない分、食事に全振りしている感じです。忙しい時期なので、自分にほどほどにご褒美を与えながら頑張ります！もう既に自分を甘やかし過ぎて、ご褒美の頻度が酷いことになっていますが、モチベのための投資と思えば悪くありません。まさに幸せのための投資です。ここ最近は交流会の記事を書いたっきり、自分の書きたいと思っていたことを全然書けていませんでした。これからまた学期末が近づくにつれて椅子に座ってパソコンと睨めっこする時間が長くなるので、noteの更新と読むのが滞ってしまいそうです。液晶を見ないでnoteを楽しめたらいいのに…（物理的に無理過ぎる）

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます！また次回のnoteでお会いできるのを楽しみにしております。