プロジェクトってなに?
プロジェクトの定義ってたまに無性に気になるよねって思いながら8年くらいプロジェクトマネジメントの仕事してます。
これはプロジェクト型ですすめるべきですかね?という進め方を相談うけることがあります。
この質問の意味は、「かっちり体制と計画を組んでやったほうがQCD影響なくすすめることができそうか?」です。
プロジェクトで進めようが、そうじゃない進め方でやろうが、結局無事に進めることができればいいわけですが、プロジェクトの定義を知っておくこと、これはプロジェクトとして進めたほうがうまくいくかも!という判断ができるのかなと思ったので、まとめてみます。
プロジェクトの定義は?
「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する有期性のある業務」
プロジェクトマネジメント協会の定義によれば、この通りとなります。
つまり、
①何を作るかが明確であること(ゴールが定義されている)
②期日があること(納期が決まっていること)
この2点が明確であることが、プロジェクトとして進めるべき判断基準となります。
逆に言えば、①、②ではないものはプロジェクトでは進めることができません。
①何を作るかが明確であること(ゴールが定義されている)
目的地が決まっていないと様々な関係者と進めることができないので、非常に重要な観点になります。
別のnoteでも記載しましたが、これがゴールが曖昧なプロジェクトはプロジェクトではないので、わかりやすく言語化されていることが重要です。
②期日があること(納期が決まっていること)
期日がないと、ゴールから逆算することができず、道筋を組み立てることができません。
妥当な納期設計がされているか?というのはプロジェクトの成功に向けて重要な判断要素の1つですが、妥当かどうかはおいておいて、期日を決めるというのが非常に重要です。
※期日を決めて初めて妥当かとうかも判断ができるためです。
プロジェクトじゃない仕事のほうが圧倒的に多いと思います
定義からみても、日常的な仕事で考えても、プロジェクトじゃない仕事のほうが多いと思います。
「じゃあプロジェクトマネジメントスキルなんてほとんどの人が関係しないじゃん!」
っていう意見ももっともだと思いつつ、でも、プロジェクトじゃない仕事も見方を変えればプロジェクトとしてみることができます。
例えば、「カスタマーからの問い合わせ対応」という仕事は、納期が上記定義に当てはまらずプロジェクトではないです。
ただ、1件1件の問い合わせ単位でみれば、
①カスタマーの疑問の意図を汲み取り正しく答える:目的を明確にする
②決められた目標時間以内に返信する(カスタマーを思えばなるべく早く):期日を設定する
というプロジェクトの要素を満たしています。
プロジェクト化しないのは、一人で進めるためプロジェクト化する必要もないためですが、プロジェクトの考え方や進め方は十分参考にする価値があると思っております。
そのため、普段プロジェクトに関わらない人もプロジェクトマネジメントスキルを勉強することで、仕事がしやすくなると思ってます。
本日はプロジェクトの定義についてまとめました。
①何を作るかが明確であること(ゴールが定義されている)
②期日があること(納期が決まっていること)
でした。
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