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日差しが強くて暑い日の夕ごはん︰なすの焼きびたし

お昼ごはんを食べてから、歩いて30分くらいのところにある業務スーパーへ行く。ここに来るのは、パクチー目当て。この業務スーパーには、わさわさ力強く育ったパクチーが安く売っていて、これまで5〜6回買ったと思う。先日、なすを1kg買った(158円で!破格!…いちいち関西人ぽくてスミマセン)。これを蒸しなすにして、そぼろとパクチーを乗せたエスニック蒸しなすをつくろう、それにはパクチーが欠かせない!と業務スーパーまでやってきたのでした。

なんと…なんと、パクチーは品切れだった。ガーン。みんなこの暑さで食べたくなったのかもしれない。仕方ないけど残念すぎる…ガックリしつつ、なすの使い道で頭がいっぱいになる。1kgのなす…実はかなり皮が硬く、そのまま炒めたりするのには不向きな様相だった。だから皮を剝いて蒸しなすにしようと思っていたけど…うーん、いやいや焼きなすにしてみようかなと思い付く。焼きなすを大量につくって、思う存分食べる。うんうん、よさそう。広瀬さんが、焼きびたしのだしに漬けてみたらとアイデアをくれる。だしをたっぷり含んだなすを頬張る…わー!いいねいいね。こんな暑い日にぴったりのおかず。

帰りの30分、14時前の日差しがギラギラと強い。もう夏が来るんだ…と改めて実感する。

なすを魚焼きグリルに入れたら、新玉ねぎを使ったメイン料理からつくろう。豚肉と甘辛煮にする。新玉ねぎはおおぶりに切って、まずだしと砂糖で柔らかく煮る。玉ねぎの鍋を火にかけたら、きゅうりの副菜に取りかかる。スーヨーきゅうりという、トゲトゲがしっかりした大きなきゅうり。これをうす切りして塩をまぶしておく。ホタテ缶と合わせたとっておきの酢の物にするのだ。別のボウルにホタテ缶と酢とうす口醤油・砂糖を合わせておく。きゅうりをギュッと絞って合えれば出来上がり。大人は山椒をかけて、キリッと味わうことにしよう。

新玉ねぎが柔らかく透き通っている。ここへ肉を入れ、醤油も入れて少し煮たら、置いておこう。そろそろ娘さんのごはんを整えねば。焼きなすの面倒を見つつ、冷奴を用意する。水菜のおひたしを添え、だしをたっぷりかけてから、作り置きのなめたけも少し乗せる。そしてごま油少々。豪華版。

さて焼きなすは。時間をかけて焼いてみたが、皮を剥いていくとまだ硬い感じがところどころある。まぁあまり気にせず(生でも食べられるんだし)用意しておいた焼きびたし用のだしに漬けていく。

焼きびたし用のだしは、最後の追いがつおがポイント。特に今日は油で焼いていないので、コクを出すために少し煮出す感じにした。焼きなすオンリーなので、しょうがもすりおろして予めだしに加える。だしそのものも、レシピより薄めに、塩を少々加えて調味した。ごくごく飲めるくらいのだしを、なすに含ませる目論み。

いつもは3〜4種類の野菜を用意して、フライパンで多めの油で焼いてからだしに漬ける。3日は美味しく食べられる夏の定番。そのまま食べてもいいし、みょうがや青じそ・針しょうがなどの薬味を乗せてもいい。よく野菜の種類を増やしすぎて、必然的に量が増えて食べ切れない感じにもなるが、大丈夫。飽きてきたら、茶碗蒸しの具にしたり、スパニッシュオムレツにすれば最後まで美味しく頂けます。それはそれで美味しい。今日仕込んだなすも、明日は茶碗蒸しにするつもり。

ディルがあるからもうひと品、長芋のバターしょうゆソテーもつくった。ディル、大好きなハーブ。見切りで買ったけど、香り高く全然問題ない。明日はきゅうりとマリネにしようかなと思う。つくづく、わたしの献立を考えるモチベーションは、好きなハーブや香味野菜のあるなしに左右されると思う。

だからやっぱりパクチーだ。近いうちにもう一度業務スーパーを訪れてみよう、と思う。

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