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天南星の怒り

算命学で十二大従星の身強星の一つ天南星
天南星は青年期の若いエネルギーを持つ星です。社会に出て怖いもの知らずで突き進むパワーを持つ故開拓、反骨精神、前進型、批判力、弁が立つなどと言われます。
私も中年期が天南星を所有していますので怖いもの知らずの前進力、脇目も振らず突き進む力を自覚しています。(いい意味でも悪い意味でも)

先日整体を受けている時に信頼してる整体師さんから「もっと怒りを感じていい。本当はもっと起こりっぽいところがあるでしょ」と言われまして。
怒りは感じてもいいんだよ。そのままにしなければと。
その時は自分の奥では図星でぐうの根も出なかったのだけど腑に落ちるまで時間がかかりました。なぜなら怒りの感情は感じてはいけないとずっと蓋をして生きてきたからです。

自分でも自分の中に眠る怒りの感情に気がついてなかったというのか
そんな瞬間湯沸し器みたいな怒りが内にあるのか?とその時思いました。

実際穏やかにみられる事が多いですし感情のコントロールもうまい方だと思います。その感情のコントロールというのが曲者で周りとうまくいくために自分は今どう振る舞えばいいのかどう感情をコントロールをしたらいいのか無意識でできてしまうのが私でした。生きる術として身につけたワザでした。

それからしばらく私は自分の中の怒りについて内観する日々が続きました。

そして先日算命学の本を読み直していた時に高尾宗家のこんな文章が目に止まりました。

人間にとっての「怒り」のとは特別に対象があるわけではなく
全てのものが「怒り」の対象になりうる。
「怒り」の本質は反発でもなく自負でも自尊心でもない。
人間が何事かに怒る時は自分の内的世界と下界(環境や社会、人や物事)
との間に接点を持ちたい場合において接点を見つけられない状態にある時。
天南星の世界においての怒りのエネルギーは
自己の内面世界を確立してその存続に固執しているということ。
この時期に何事に対して怒りを持たないものは
自己の内面世界を確立する事が出来ないということ。
怒りというエネルギーを相対的に捉えなければ真の天南星は把握できない。

この怒りわかる。私の中にある怒り。
外と内が出会う時に感じる時に感じる感情でありエネルギー。私の中で自己を確立したいといういう若々しいエネルギーが下界と触れたとき、パッションのように怒りとして反応する。
これは私の中にあるなとようやく腑に落ち、私の瞬間沸騰のような怒りは世界を知ることによる反応であり、どす黒い怒りのエネルギーというより若く青々しいエネルギーなのでした。そして天南星についても理解が深まりました。

天南星をお持ちの方は丸くなるより
少しとんがってピリッとするくらいがその人らしいのです。

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