アレルギーとコスメコンシェルジュ

日本化粧品検定協会の発行する化粧品検定1級とコスメコンシェルジュの資格を持っている。

化粧品メーカーにいた頃、研修や教育の仕事をしていたので、なんとなく箔を付けたいと思って、自腹で受験。周りの人が落ちている中、一発で合格したので、多分社内的な箔はついた。

知識や情報として受けてよかったなーという反面、アレルギーと一般的なコスメ・化粧品には、やはり大きな壁があるもんだな、というのを改めて感じた。

youtubeなどでもコスメ系の情報・動画は人気だけれども、その紹介されているアイテムのほとんどは自分の肌には使えない。

食べられないものリストのように、日々の食事に苦労しているくらいだから、化粧品も使えないものがほとんどなのはしょうがないことなんだろうけど。

一般的なコスメが叶えてくれる、カバー力、質感の改善、持続性などの前に、アレルギー肌には、成分的な刺激を感じないか、肌が荒れないか、という難題があり、それをクリア出来たとしても、「お肌が荒れた状態でのご使用はお控え下さい…」と書いてあるので、「デフォルト肌が荒れている状態の人はどうすればいいのか…」となる。

化粧品検定協会のセミナーでとてもよかったな、と思えたものがある。洗顔やクレンジングの話、界面活性剤などの話についてだ。このセミナーを社内的には、自社製品の住み分けや成分的な違いを説明する資料として、アレンジして研修したら、大変好評だった。

内容をだいぶかいつまんで説明すると、メイクを落とすクレンジング料に使われる、油脂にはいろんな種類があり、メイク製品の油脂と結びつきやすいものや、皮脂などの汚れと結びつきやすいものなどがある。

だから、市販の化学的な成分の油脂で作られた、時短コスメのメイクを落とすのに、オーガニックな植物油主体のクレンジング(皮脂や薄いメイクを落とすことが得意)を使用してると、目的が合ってないので、その商品の効果は出ませんよ、ということ。

化学的な成分のメイクには化学的な成分のクレンジングを、植物油脂主体のものには植物油脂が主体のクレンジング・洗顔を、ということ。

よく、化粧品はそのメーカーのシリーズで揃えた方がいいというのは、そういうことでもある。同じメーカーなら、そのメイクを落としやすい、落とすことを想定したクレンジングの処方設計となっているので。

ただ、アレルギー肌、超ゆらぎ肌の私にとっては、メイクをして、落とすという作業自体に肌が負担なので、ここ5年くらいベースメイクを使用しないことにした。
肌に合うベースメイクを探すのが至難の技だし、見つけたとしても、使用頻度が少ないため、全部使用しきった試しもない。

ベースメイクのような、クリーム系のものは特に探すのが難しい。形状的に水と油を安定させるための各種成分に荒れるし、安定させる成分が弱いものは、すぐに使い切らないと、酸化した油分に反応してしまう。
化学的な成分が多いのは刺激が強いかったりもするけれど、オーガニックだからいいというわけでもない。

そんなこんなで、商品選びが煩わし過ぎるから、もう、素肌を元気にして、極力メイクを使用しなくていい肌になるしかないか、というのが近年の私の方針。

コスメコンシェルジュは、取得後にも毎年年会費が発生する。
アレルギー肌からしたら、やはり市販のコスメは遠く、手を出せるものではない。いつかは近づいてみたかった憧れのようなものはあるものの、使えないものを勉強し続けるのもどうかと思うので、今回の更新はしないことにした。
そうすると、もうコスメコンシェルジュとは名乗れなくなるから、元コスメコンシェルジュになるのか。
まあいいか。自分の肌は自分で探究しよう。

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