見出し画像

部屋の中は京阪特急の世界! 京都タワーホテル トレインルームを拝見しました

みなさんこんにちは、彌榮自動車note編集部です。

今回は編集部へこんなお話を頂戴しました、それは「京都タワーホテルさんに京阪電車のコンセプトルームがあるらしい、見に行かないか?」という内容。そこに飛びついたのが公式Instagram担当とTwitter担当、上司を伴い見学させていただきました。ということで、今回はInstagram担当者(以下:インスタ担当)が今回のお話を担当させていただきます、よろしくお願いいたします。

ということで、今回上司宛に頂戴した「京阪電車コンセプトルーム」の話、私が飛びつかないわけはありません。だってインスタ担当が大好きなものが「乗り物」、子供がそのまま大人になったことを体現するかの如く、そして「趣味は実益を兼ねると言わんばかりに」Instagramにもこんな投稿しています。

ということで始まる今回のお話ですが、京阪神以外からご覧になっている方もいらっしゃると思いますので、簡単に京阪電車さん(以下:京阪さん)の説明をさせていただきます。京阪さんは大阪中心部の淀屋橋と京都の出町柳(下鴨神社の近く)を結ぶ全長約50キロの京阪本線が有名です、それ以外にもいくつかの路線をお持ちなのですがここでは割愛いたします。

そして京阪さんといえば「京阪特急」です。京都と大阪を結ぶ路線は京阪さんだけではなく国鉄(現:JR)、阪急と3社が並行するという全国でも屈指の区間で1940年代から競争が熾烈でした。そんななか対抗する国鉄、阪急への切り札として投入されたのが「京阪特急」です。特徴は(無料なのに有料特急並みの)「豪華な内装ということで「全国各地にある『無料で乗車できる特急としては破格の内装』」でその世界の住人には知られています。

たとえば一定年代からは車内でテレビが見れた「テレビカー(1954年~2012年)」や全国でも珍しい「2階建て車両(1995年~現在)」だと思います。

画像2

そして最近でしたらグリーン車なみの内装座席とアテンダントが同乗する「プレミアムカー(2017年~現在)」の導入でしょう。

画像3

その京阪特急の(ほぼ)専属運用で入っているのが、今回その部屋名にも冠されている8000系、インスタ担当も好きな私鉄特急車両形式のひとつです。

画像13

細かいことをいうと、2021年からは通勤型車両である3000系にプレミアムカーを連結して云々...と言いたいところですが「はよ話を前に進めんかい!」と言われそうなので、そこまでにしておいて京都タワーホテルさんへ!

画像4

やってきました京都タワーホテル。京阪電車さんのコンセプトルームはここの8階にあります。

画像5

やってきました。ここで何かにピンときた方は...多分マニアです。このカラーそうですよね、京阪特急のボディーカラーです。しかも京都タワーホテルさんの部屋番号は3桁だそうですが、この部屋だけは「8000系」に合わせ4桁にしているのだそう、芸が細かい!

そしてドアを開けると...

画像6

世の京阪特急ファンのみなさん、そして鉄道ファンのみなさん、お待たせしました。「京阪電車トレインルーム8011号」です! まさに「8000系づくし」ですっ!

マニアとなれば気になるのは調度品です、ということで調度品の紹介をさせていただきます。

画像7

まずは写真左側に貼られているもの、これが好きという方も一定数いらっしゃることはインスタ担当も重々存しております。これは車両側面の種別・行先幕です。8000系の運行で入りそうな種別と目的地駅があるのですが、一つ意外に思ったのが「(宇治(行き)」。(支線である)宇治線入線の可能性も考えていたんだなぁーと感心しました。

次に気になったのが正面にあるヘッドマーク。

画像8

通常8000系は特急運用時に「鳩のマーク」を掲出していますが、これは2019年に「30周年を迎えた鴨東線(京都市内の京阪本線地下区間)の記念ヘッドマーク(使用済み)」です。掲出期間は2019年9月~10月の間だったのですが、とてもきれいに保存されていたのだとこれまた感心しました。

それ以外に京阪電車の写真パネルや、ベッドスローが京阪特急カラーであったりとしつこいですが、芸が細かいんですよ。

画像13

そしてマニアのみなさまが気になる部屋の奥。そうです、ホテルに似つかわしくないものが鎮座していますよね、ずばりつり革と補助シートです。

画像14

つり革は8000系で使用するものを調達してきたということ、そして補助シートも同じく8000系のものを調達してきたとのことです。

ロゴがまぶしいです。そして京阪特急の補助シートといえば、ラッシュ時ならびに混雑時には車掌さんの操作で補助シートの展開ができないようになっているのですが、ここでは常に座り放題です(笑)

そしてここから見える風景が京都の玄関口でもありブルネル賞も受賞した「京都駅ビル」、そして日本でいちばん全長の長い0番線の風景も見えます。

画像11

このタイミングではお目にかかれませんでしたが、8000系の補助シートから見る北陸特急ってどうなんだろうとちょっと不思議な感情を抱きました。

それからホテルスタッフさんの温かみを感じたのがこちら。

画像13

プラレールです。インスタ担当もまじまじと見たのはどれくらいぶりでしょう...だったにもかかわらず、気が付いたら這いつくばって写真を撮り、後ろからTwitter担当と上司、そしてホテルスタッフさんの「まるで子どもを見守るような暖かい視線」を感じた気がします(笑)。

そして関係書籍やレールなど、絶対鉄道ファンの心をわしづかみにしようとしてるだろうなぁ...と感じさせる幅広い品々の数々。

その目的は見事的中しているようで、2020年12月現在で3か月先まで予約で埋まっているとのこと。

画像14

さすがに同じグループ会社であるにせよ、どうやってここまでの品々を揃えられたのか伺ったら、このコラボ企画が「京阪グループ開業110周年記念事業の一環として考案されたもの」であるという説明をいただき、そのうえで「車両工場に行ってお願いして、いろいろと部品を準備していただきましたっ!」とのこと。その行動力に編集部一同「さすがだなぁー」と同感してしまいました。

今回は京阪電車8000系のコンセプトルームでしたが、次はどんなコンセプトルームを世に出されるのか今から楽しみです!

ということで「京都のホテルお部屋見せてください企画 第2弾」ということでした。それでは次のお話でみなさまのお目にかかれることを彌榮自動車note編集部一同楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?