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4:財務計算アクセス答練①考察&レビュー

【財務計算 短答アクセス① 考察&レビュー】
2022/7/14(木)
範囲:現金預金・有価証券・外貨換算計算・(ヘッジ会計)

●考察(出そうな論点、注意点)
〇現金
・小口現金に関しても帳簿と実際有高の比較を行う。
・現金勘定について問われているとき、間違えて当座預金も入れてしまわないよう何が問われているかをしっかりと把握する。
・未取立は当社に関係する銀行が未履行だった場合に銀行証明書残高を増加させる。
・未取付に関しては得意先が未履行だった場合に銀行証明書残高を減少させる。
・金庫内に領収書がある場合には、その金額分の「現金勘定」を減少させる。

〇有価証券
・市場価格のない株式等については取得原価をもって貸借対照表価額とする。
・売買目的有価証券が切放方式と洗替方式のどちらかを必ず確認する。
・満期保有目的の償還期限1年以内における流動資産への移行
・税率が関係してくるのは「その他有価証券評価差額金」のみ。売却損益や有価証券評価損益は仕分けの段階では無関係。
・新株予約権行使と配当金処理が同時に出題された場合は先に新株予約権を処理する必要があるため、問題文はまず最後まで読むことが大切。
・振り戻し処理、洗替処理が期首に適切になされているかどうかの確認。問題によっては損益額が異なるため。
・有価証券のみの問題においてP/L変動額を問われた場合には
①    売却損益 ② 受取配当金 ③ 有価証券評価損益 ④ 減損における評価損益 ⑤ 部分純資産直入法における投資有価証券評価損 
を意識しておくこと。

〇外貨換算計算
・有価証券と同様、洗替か切放か。全部か、部分か。しっかりと見る。
・為替差損益が関わってくるのは満期保有目的有価証券のみであるため計算の簡略化が可能である。

●レビュー
〇総論
・今回はすべて小問かと思われたが、大問での出題があった。
・現金1問、有価証券7問、外貨換算計算1問とかなり偏りのある内容であった。

〇現金
・A社における銀行残高に借越が見えた際にすごくヒヤッとしたが、冷静にB/Sは短期借入金と思い出すことができた。(総裁無し)
・それ以外は今までの知識で対応可能であった。

〇有価証券
・総じて洗替や振り戻し処理がまだまだ未熟で時間がかかっていた。
・その他資本剰余金による配当は帳簿価額を減額させる。
・親会社株式についての理解があやふやであったので記しておく。
[親会社株式はB/S後1年以内に処分されると認められるものは「流動資産」、それ以外のものは「投資その他の資産」に「親会社株式」勘定として処理する。また時価評価に関してはその他有価証券に分類されるため、その他有価証券評価差額金が発生する。]
・修正受渡日基準を採用している場合、売り手側は売却損益の分だけ有価証券が増加することに注意する。
・市場価格のある株式については配当を行う際には配当落ち日に「未収配当金/受取配当金」の仕分けを切り、配当金受領時において「現金/未収配当金」に仕分けを切る。
・市場価格のない株式については配当を行う際には配当落ち日には仕分け無しとし、配当金受領時において仕分けを切る。「現金××/受取配当金××」

〇外貨換算計算
・満期保有目的社債に関して次年度の帳簿価額は「前期CR×前期末償却原価」で求めることができるが、その他有価証券の社債において次年度の帳簿価額はその他有価証券評価差額金を考慮する必要があるため、「取得原価+前期償却額」によって表される。扱いが異なるため注意すること。それ以外はOK。

◎今回の間違えたポイント
・2月末利払い日において7/31の取引での有価証券利息の端数利息を4/1~7/31をもって計算してしまった。利払い日と決算日がずれる典型問題ではあるが今回は未収利息の逆仕分けで3月分を計上したことになってしまっていた。

●感想
・前年度からは想像もできないぐらいの完成度で1ミスで第1回を終えることができ本当に嬉しいです!次回もこれぐらいを目指して頑張っていきます!

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